M3 〜ソノ黒キ鋼〜 

ラーゼフォンあたりと一緒に敬遠していた作品のひとつ。2014年の作品なのでそこまで古いロボ物というわけではなく、ただなんとなく食指が動かなかっただけなのだが今回ようやく重い腰を上げて視聴してみた。

ちなみに同じ年のロボットアニメは「アルドノア・ゼロ」「Gのレコンギスタ」「シドニアの騎士」「キャプテン・アース」「バディ・コンプレックス」「クロスアンジュ」「健全ロボ ダイミダラー」「白銀の意思 アルジェヴォルン」「ブレイク ブレイド」などがあり、今思うと大豊作とまでは言わないが弾数だけは豊富だ。
ロボ物以外では「棺姫のチャイカ」、「東京喰種トーキョーグール」や「アカメが斬る!」「ウィッチクラフトワークス」「SHIROBAKO」「残響のテロル」「未確認で進行形」「悪魔のリドル(笑)」など、ジャンル問わず色んな意味で印象深い作品が結構ある感じ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【中古】 M3〜ソノ黒キ鋼〜Blu−ray BOX1(Blu−ray Disc)...
価格:7,623円(税込、送料別) (2023/9/19時点)



「~ソノ黒キ鋼~」という副題からして厨二病くさいイメージが先行するものの、実際に観てみると予想に反して暗く鬱屈した人間関係ドラマだった。でも悪いけどモテモテのイケメン様の苦悩なんざ笑っちゃって犬も食わねえんだわという無明すぎる領域から本作を振り返る。

以下ネタバレ注意
[ 2023/09/20 01:01 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)

棺姫のチャイカ 

2014年のアニメ「棺姫のチャイカ」と「棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE」を久しぶりに観返した。




ボンズ制作ということもあってリアルタイムで観たときも作画の安定感と殺陣の良さは印象に残っていたが、2023年に観ても充分なクオリティで破綻のないアクションが気持ちいい作品だ。

近年は派手な効果と大胆な構図でヌルヌルさせてハッタリを効かせるアクション作画も多いが、「棺姫のチャイカ」はアップ・ロングのカメラアングルを交互に入れてキャラクターの位置関係を示したりどういう動きをしているのかを非常にわかりやすく視聴者に提示するアクションのお手本のような殺陣作画だ。
[ 2023/09/12 00:05 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)

劇場版 マクロスΔ 激情のワルキューレ 

某サブスクでの配信終了が近いので「愛・おぼえていますか」を皮切りにマクロスシリーズを履修中。未見だった「マクロスII」はシリーズ中でもっとも影が薄いけど意外とよく出来ていたし、戦闘シーンだけ観たことがある「マクロスプラス」は今観ても戦闘作画は凄いの一言に尽きる。
そして総集編ということで敬遠していた「激情のワルキューレ」をようやく観ることに。



ワルキューレの楽曲は好きだが総集編劇場版に手が出なかった理由はやはりTVシリーズ本編の微妙な出来。
前作「マクロスF」の成功があり、さらに「アルドノア・ゼロ」や「Gのレコンギスタ」「クロスアンジュ」「鉄血のオルフェンズ」などよりも後に制作されている作品なのでロボットアニメファンの期待値が高まっていたこともあると思うが「マクロスΔ」は放送当時はシナリオの穴や省エネ作画に失望の声が大きかったのを覚えている。

ちなみにamazonのレビューでは劇場版の評価は高めだった。
[ 2023/06/01 00:21 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)

機動戦士ガンダム 水星の魔女(第1クール終了)  

えー、期待の異色ガンダム「水星の魔女」、第1クール最終12話まで放送終了。

PROLOGUE(0話)とエラン4号の処分シーンでヤバい世界設定なのは示されていたけど、スレッタとミオリネのすれ違いと和解を描いた心温まる11話…からの12話Cパートのゴアシーンでガンダム初心者は阿鼻叫喚、歴代作品の中でもここまで倫理観がぶっ壊れている主人公は居なかったのでガノタからもドン引きの声が聞こえた。



突然のショッキングシーンでSNSのトレンドを賑わせたのは制作側の狙い通りなのだろうが、12話も費やしてようやく「リアルな死」に向き合うのはちょっと遅すぎるというか、残りの尺を考えると骨太な戦争モノにはならないのがほぼ確定してしまったように思う。

[ 2023/01/20 11:35 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)

機動戦士ガンダム 水星の魔女(第二話まで) 

PROLOGUE(0話)でサイボーグ技術の延長としてのGUNDフォーマットと兵器としての威力を見せつけ、第1話で家父長制や決闘や出身地差別の中世的価値観と百合婚が容認される現代的視点が交錯し、第2話でガンダムを危険視する評議会それぞれの思惑にミオリネの反抗期を提示。

感想はもうちょっと物語が進んでからと思ったが、早い時点で予想を書いておくのも一興かと思った次第。



ガンダムは当初から(OVA等は別として)少年パイロットの成長物語なので親世代との確執や階級社会との折り合いは常に身近にあったテーマ。「水星の魔女」で主人公が少女になっても世代間闘争にまつわる戦争と自己確立という結末はおそらく変わらないだろう。
岡本拓也プロデューサーのインタビュー記事によれば「ガンダムは僕ら向けの物語じゃない」という若者の声をかなり意識しているようなので、かなりわかりやすく「10代少年少女の反逆」というものを描いてくると思われる。
作画のよさや小道具デザインのオシャレさ、YOASOBIによるテーマソングも令和っぽくて表面的にはいかにも現代的という感じを与えるが自分のような昭和の人間でも問題なく入り込める序盤2話だった。

※ 追記に続く
[ 2022/10/11 16:43 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)