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小田ひで次 『拡散』 

『ミヨリの森』の作者といったほうが通りがいいでしょうか。95年頃の作品になりますが、時代に埋もれさせるにはあまりにも惜しい小田ひで次『拡散』


「人間がひとつにまとまっているために必要な……
つなぎとめる力がもうないんだ……」
(作中より)

はい、アイデンティティがクライシスな状況にあるそこの貴兄、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。これぞ究極のひきこもりマンガ。
「ラブやん」「NHKにようこそ」のように、いまや見下し系ギャグのいちジャンルとして成立し一般化した「ひきこもりモノ」ですが、その草創期はこれほどまでに抜き差しならない切実な思いがあったことを忘れてはならない。
碇シンジの先祖がアムロ・レイであるのと同じように、すべてのひきこもりキャラの原点は本作の主人公、この東部克彦に他なりません。

「ひきこもり」と聞くとどうしても否定的な印象があるのは、それが単なる逃避だということを皆が承知の上だからです。シロップを煮詰めると砂糖が結晶化するように、社会が過剰なやさしさを以って人に接するとき、甘ったれが結晶化しても驚くにはあたりません。


『拡散』は幼くして社会との隔絶を感じ、他者と交われない主人公が引き篭もる代わりに文字通りその場から消えてしまう、「拡散」という能力(病気?)の力で世界中に自己を散らし、己の存在を確かめようとする物語です。しかしその特別な能力こそが逆に自分を逃避させている、という堂々巡りの構図。

この作品のメインテーマは「気付き」だと思います。自分を自分たらしめている自分とは何かという、口で言うことは簡単であっても理解するためには決定的な何かが必要に思われる何か…。その結論は読んで確かめてみていただきたい。


なんだか堅っ苦しい文章になりましたが、ようするに「思春期に迷ったら読んでください」というマンガです。逆にそんなことに一切悩まないような全くの健康な精神の方はそのまま老いて墓まで行ったほうが人生に深みはないけどお得です♪
さよなら、さよなら、さよなら。




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[ 2007/11/29 14:59 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

ナニレナゅナニカゝ@カゝωぜωせレヽレよ 

]″─」レ〒″・/丿ィス″のコラム聖☆オーラル学園 給水塔)が新しく生まれ変わりました。



それは、重要なレコードが起こり始めたJRAでしたが、見えなくなって、先週、3日間(お金、土、および日)維持されました。 重い賞に関する3日での連続した勝利への期待、武豊、軽蔑、失望で。

それが競馬ファンであるなら、そんなに様々なJCのハズが、それが互いに消し止めた状態で交差するのを願っているということです。 それはそのようなJCのJCダーツの反射クラブ(?)です。 内容は勝利馬、「勝利は嬉しくなろうとしたこと」によって一般的な話によると、レースがJCダーツのように「Varmirianタイトル」を勝利に最も飾ったと言われるということです。

それは始まります。 殴打のために発信しますが、「Eishinrombartタイトル」はすぐに、ハナがそれが好きであると(ヘッドでは、立ってください)決心しています。 それは淡々と高いペースを彫り続けます、そして、緩みがあります。
後ろから、「青いコンコルドタイトル」と「キャンディ日付のタイトル」に息(そうしません、そして、馬は途中へ長距離の戦争へ駆け込むことによって容易に人のよそ行き着を身につけ終わっている)を置くペースは葉でTstsなしでピークを支持しません。
したがってでない、すべての領域の近くでターンしたとき、余力は意識を取り戻して、政権を握っている相次いで運転する、到着、および早めることのグループによって飲み込まれました。

「Varmirianタイトル」に行くなら、まさに簡単な開発が「棚のBota」状態にこれ以上ありません。 それはレースのためだけのものでした。 それ。 終わりの「分野ルージュタイトル」を交換しました。 そして、しますが、それは武豊です。造はKittirisと開発を読んでいる間、開かれ終える乗馬をします。 通りの馬に乗って、それが言われていて、それが「武豊は怯えています、そして、確信している生まれながらの専門家で用心深い存在であるときに、怯えています」であるので。
「「分野のための乗馬の2年の2"Yokoyamaは明るい赤をタイトルに適用するかもしれない」ように(JCで英雄になってください)ファン(儀式)の一部の間の協定に関して遠くに走ることによって助けられて、などが、馬に乗せるのに申し込んだのは、JCダーツでした。」


話は、変化して、JCです。
競馬ファンが立腹したときそれが作られたとき、日曜日でした。 最後のコラムは不規則であることが予定されて、武豊と重くて、近い「Mashousamusonタイトル」武豊の最終日乗馬が始められる賞の3日にその結果Inを獲得するために連続したある状況です、そして、それは基本的な人生です、そして、しかしながら、触れるのは可能です。

唯一の勝利が酔っぱらいでそれを晴れさせて、日曜日(それは1として当てはまった購入者であった)の1がそうしたので、これは全く私にそれを考えるときJCへの適当なレースにおける4回の勝利がポピュラーに列挙された(2における生まれながらの護衛は6回以上でした)1.8回の時代の1.6をしませんでした。

すべての武豊。 大胆な行為。 それに関して、それは予想されます。 しかしながら、To a部分的の目標。 それは男性のために競走をします。 . exactlyHeavenである。 不正直。 ). . 武豊。 飛んでください。 馬券。 巻きついてください。 もの。 それはおもしろいです。 閉じてください。 呪いをかけてください。 笑ってください。). . これ。 思ってください。 それはそれを置きます。 行動してください。 陸上自衛隊による碁のup.TheファンファーレはKaを提供します。 (それは本当に良いです。)

長い間。出かけてください。今日。ターンしてください。日。競馬。神。愛してください。勝ってください。しかし。受信してください。ダーツ。Taketoyo.Itは「蝶のSantaitol」でした。 「「乗馬が横山(儀式)が鼻(立ち上がる)を最も奪い始めたので、すべての慌ただしい流れが「コスモの多量のタイトル」と「ヴィクトリー号」のために予想(ぶらついてください)」にされました」。

… 「ものに関する直線に関して、「それを結論づけることができた初期の馬を交換したので、それは有利な流れでしたが、「Mashousamusonタイトル」は内面のグループで位置しただけです」。「それ. . 最後(500M以上)の競走ををさせられたa基本的で、遅い流動、考えたなら、運動するのは可能ではありませんでした。

儀式。 生産してください。 ぶらついてください。 そのようなもの。 戦略。 まれ。 してください。 インチに適してください。 終わってください。 まっすぐ立ち並んでください。 外部。 それはそれを取り出します。 完全。 それは追いかけられます。 早くに。 滑り落ちてください。 タイトル。 飛び出してください。 ロックしてください。 タイトル。 達してください。 重い奇跡に従って、Sink.Theは賞の3日にはかなく、見られます。 点在している連続した勝利を夢にみてください。 (もっとも、3は再び認識されましたが、それはこの馬のパワーです。)

しかしながら、それが作られていないのと同じくらい不十分な3"Mashousamusonタイトルであると思われるべきです。 「「「Adomaiyamunタイトル」と磐田の乗馬は称賛されたhereDoesの強さが1800年のためにこの馬と共にそれについて説明して、大部分が早く切望していましたが、aが取ったのでRacecourseとそれが歩く印象(それは日本Derbyで、悔しい時間を過ごした)の正直な東京と誇りの後にそれで運転するためによった2400Mがこれらの距離(宝塚の記念は思い出されている)であることが示されたこの時代に私にDoes2200evenM?戦略で認識を持つ国があるaを取ったということでしょう」。

それですが、それが人であったのは考えます。パッチとそれがそれですが、運命とそれのようになりますが、先で本当な遅い流れがものと最後の直線がなくなるように始動された、など (それを完成します) それ、および私を粘り気にする、だれが最後まで素晴らしい乗馬がある能力で運命を完全に集めたかがそれについて考えます。
スケジュールとalimaの記念に立候補しないように指示を逸らすために「Adomaiyamunはこの勝利による引退とShuosumaになること」は適用されています、そして、タイトルは適用されています。 ・・・ ほこりは以下のJCと戦いがある崇められた「Mashousamusonタイトル」宝塚の記念とItで残念です。
[ 2007/11/29 04:03 ] カオス | TB(0) | CM(2)

アディダス 『クライマクール×コカコーラ』 

創作活動の息抜きにはちょうどいい旧校舎の更新作業。今日は非売品のスニーカー、adidas『クライマクール(climacool)』を紹介します。

climacool01climacool02climacool03climacool04

覚えのある人もいると思いますが、2002年日韓ワールドカップの際にコカコーラが展開したキャンペーン、それがこのクライマクールとのコラボレーションでした。
今でこそシリーズも多様化し立派なハイテク・ラインナップのひとつとして一定の知名度も評価も得ているクライマクールですが、当時は画期的なアイディアと思われながらも独特のルックスと雨の日を完全に捨てた機能性から、まだ海のものとも山のものともわからない頃。

…しかしWCの盛り上がりの熱に浮かされたのか、アホみたいにコークを飲んで応募しまくった覚えがあります。…あんときはホント当たらなかった…。

ハッキリ言って懸賞運のいい私ですが、コカコーラとマイルドセブンは当選確率低すぎです。缶コーヒーのジョージアもおそらく同程度、ボスジャンならまあ…頑張れば当たりそうな感じ(欲しくないけど)。
そして数年後にヤフオクで出会った未使用品がコイツ。…コイツももったいなくて履けない履き物のひとつ。…飛べねえ鳥もいる。
盟友「ブロッケン・シニア」も同じものを所有してますが、同じ理由で死蔵中(笑うところ)。

え~、履き心地ですが、履いてないのでわかりません……とは言わない私、伊藤(仮)。実は別の色で全く同じの持ってたりする…orz
この初期型『クライマク-ル』はその後作られた「クライマクールTR」(さらにもう一足所持…)よりも通気性がよく、本当にスカスカしてます。その代わり若干ながら左右への安定感がいまひとつといったところ。しかしアディダス製にしてはシリーズ全般を通して私の足にも合うカタチをしているようです。

通気性に特化したスニーカーなので雨の日の使用は自殺行為ですが、暑い地方に住んでいたり靴のムレによる不快感に悩んでいる人はオススメの一足。

climacool05 ←インソールもこのように通気用の孔があります。

※注)立ちっぱなしでは効果をあまり感じません。歩いたり履いたまま足を前後に振ってみたりすると風を感じることができます。試してみてください。

ADIDAS CC RESPONCE アディダス クライマクール レスポンス トリコ
[ 2007/11/28 03:17 ] スニーカー紹介 | TB(0) | CM(0)

浅田寅ヲ 『パイドパイパー』 

21世紀ならではの新感覚アートといえばイチオシなのが浅田寅ヲ(女性)の『パイドパイパー』


「お前が消えていなくなったって 世界は続いていくんだよ!」(作中より)


古いマンガのレビューばっかりかよ、と思われるのもなんなんで、たまにはCG処理バリバリの最新鋭アート(断言)を取り上げてみる。

次世代ゲーム業界でも最高のグラフィック性能を誇るPS3がWiiに太刀打ちならないように、面白さと映像美は別物…というのが無論ながら持論です。
マンガも然り。映像美に重きを置くかは個人の資質次第ではありますが、現時点で「映像美」と「物語としての面白さ」と「CG技術」が矛盾せずに表現されたマンガはコレが唯一だと私は思います。


浅田作品はかなりクセの強い独自の文法をマンガに持ち込むため(自称バイオレンス・アクション作家)、初めて読むとどんな状況なのかがほとんど把握できないのですが、読み慣れてくると自分の情報処理能力とセンスが追いついていなかったのだと気付かされます。2度、3度と読み直して初めて気がつくコトも多い、スルメのように味わい深いマンガ。

人によっては「もっとスタイリッシュなマンガだってあるよ」と思うかもしれませんが、私がこの作品を他と大きく区別して評価する点は美とナルシシズムについてのスタンスです。

ナルシシズムのエンターテイメント化はS○K系の格闘ゲームの流行やPS以降のファイ○ルファンタジーやデ○ルメイクライなどのゲームのグラフィック向上によって普及が進んだと私は思っていますが、それはプレイヤーを高揚させる、いわば楽しむための要素としてなら確かに重要だと思います。

問題はそういったゲームのユーザー気分のままプロ意識が欠如している自分の作品に酔っている作家。それが昨今の鼻持ちならない絵だけ巧いマンガが多産多死している原因です。

当然ながら「自分だけの世界を表現すること」と「独りよがり」は別物です。
浅田寅ヲは前者の典型と呼んで差し支えない強力な個性を発揮してストーリー・描写ともにマンガ業界に新しい提案と刺激を続けている稀有な作家だと思います。

この『パイドパイパー(1)』の表紙はそれこそナルシスティックなイラストなので、いかにも痛い女子に愛されそうな話を思わせますが、内容はあくまでバイオレンス・アクション(それもかなりハードな)。
登場人物の美やナルシシズムはあくまで作品内に留められており、読めば「作品そのものの緊張感を作家の余計な体臭で阻害しないとはこういうことか」、と理解してもらえると思います。CGの活用も手抜きのためではなくそれなりの効果を狙い成果を上げているからこそ読者を惹きつけているのだと思います。

…そんなところまで注視してマンガを読む人なんてあんまりいないでしょうけど。ただ「自分に合わないマンガ」というものには必ず何らかの合わない理由があります。それをどんどん突き詰めて排除していくと、私のようにジャケ買いしてもほとんどミスしないようになります(笑)


…なにやってんだ、俺。その労力を他に費やせって話だよ。
もう殺してー。


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[ 2007/11/27 18:01 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

竹宮恵子 『地球へ…』 

萩尾望都と双璧をなす女流SF(も描ける)マンガ家、竹宮恵子『地球へ…』を紹介します。



「なぜ地球をなつかしむのだろう…われわれはそこを見たこともないというのに?」(作中より)

タイトルの「地球」は「テラ」と読みます。1977年の作品ながら現在でも古びないストーリーはSFマンガ史に残る大傑作として高い評価を得ています。
2007年にTVアニメ化され、原作マンガも新装版として復刻されたために最近また若い世代にも一定の知名度と人気を獲得しているようです。

私は手塚治虫育ちなもので、またしても手塚との比較になるのはご勘弁を。手塚作品で言うところの『火の鳥 未来編』あたりの時代背景で描かれる管理社会へのカウンターです。
「マンガ少年」誌上での短期集中連載作品として掲載されたものの、その強力なメッセージ性・重厚なストーリーからとても3話で完結せず、完結までには3年半の歳月を要したという逸話がある作品。


『火の鳥 未来編』は人類の歴史と神話とを循環させるためのミッシング・リンクとしての役割を持つ特殊な性格のマンガですので他作品とは比較しようがないのですが、『地球へ…』は地球環境の崩壊という未曾有の危機に際して生まれてきた新人類「ミュウ」と旧人類との対立を描く戦争マンガとしての側面を持っています。

良くも悪くも劇場型の巨大な観念に引きずり込む『火の鳥』に比べ、内容を人間の争いのみにフォーカスし、また新人類と旧人類の両方の視点から戦争を描くことでドラマ性を高めることに成功した点はそれ以降の作品にも影響を与えたことと思います。
『地球へ…』連載開始からたった2年後にリアルロボットアニメの原点といわれる『機動戦士ガンダム』が作られているのも偶然ではない……かも?


ストーリーはこんな感じです。
環境汚染により住むことができなくなった地球から他惑星へ飛び出した人類は、自らの行動を律することができない人類自身をコントロールすべく、あらゆるものをコンピューターに任せて制御させる管理社会体制(スペリオル・ドミナント)に移行、人類全員に洗脳教育を施しその全ての労力を死にゆく地球の復活のために捧げさせる。
かたや突然変異で誕生した新人類「ミュウ」たちは管理体制のワクを超越する能力のために迫害され、移民星からも脱出を余儀なくされ宇宙をさまよう流浪の民となる。かくして旧人類と新人類は故郷である地球と互いの尊厳をかけて最後の戦いをはじめる…。


設定上ミュウたちは先天的な障害やハンディキャップを補うためにテレパシーをはじめとした超能力を備えて生まれる新人類ですが、新しいアニメ版では原作にある主人公が後天的に視聴覚を失い失語になるシーンが削除されているそうです。
「それだと主人公を通した状況説明が難しくなる」という単純な作画・演出面での不都合による変更ですかね???んー?

『カムイ伝』以降、そういう差別表現に対する過剰な配慮にはユーザー側も逆に敏感に感じ取ってしまうクセがついてしまっているのでやっていることが逆効果ですよね。ストーリーの根幹に関わる重要な設定なので、できれば変な配慮とか遠慮なしに真正面から描いて欲しかったです。

余談ですが、竹宮恵子萩尾望都の『トーマの心臓』以後に少年の同性愛をテーマにした作品『風と木の詩』という作品もあります。こっちはまだ読んでないのですが、どうやらマンガ史上初の少年同士のセックス描写があるとかで伝説的な作品らしいです…。読むべきか読まざるべきか…。

←三島由紀夫も絶賛したという・・・。


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[ 2007/11/26 18:53 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

コンバース 『オールスターHI COMIC』 

数年前に限定販売されたCONVERSEのアメコミ柄オールスターのハイカットです。

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しばらく前にヤフオクで未使用状態のものを入手しましたが、あまりにもツボ直撃なせいか、もったいなくてなかなか履けないという貧乏性が出る部類。そんな「履けない靴」も多数所持している私に家族の目は冷ややかです。

オーソドックスなスニーカーゆえにいまさら履き心地のレビューなんて野暮ってもんです。
オールスターの良さとはどれだけ生地の柄に思いを馳せられるかという精神論に行き着くと相場が決まっておりますので私は声を大にして「アメコミ柄、たまんねえよ☆」と世界の中心(このブログ)で愛を叫んでみる。

※余談ですが、この「世界の中心で~」という有名なフレーズの元はハーラン・エリスンというSF作家の短編小説のタイトルです。
内容は…何回読んでもサッパリわからなかったので、どなたか解説希望。

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[ 2007/11/25 14:26 ] スニーカー紹介 | TB(0) | CM(0)

沙村広明 『おひっこし』 

「無限の住人」と言ったほうがわかりやすいでしょうか、アフタヌーンの大御所沙村広明のギャグ短編集『おひっこし』。個人的には「無限~」よりずっと面白い。

←設定ありきの企画短編?
「ローマは一日にして成らずんば虎子を得ず ホホホホホ」
「赤木さんそっちは崖ですッ」
(作中より)


表題の『おひっこし』は「ラブコメといえばチェリーボーイ!」という定番中の定番、王道設定のもとに構築されたベタベタなギャグマンガ。
人生最後のモラトリアム、大学生活の中で憧れの先輩に告白する…と、まあ言ってしまえばただそれだけのストーリーではあります。

しかし絵柄が「無限の住人」そのままなんで、池上遼一の画風でギャグをやるような、即ち「魁!!クロマティ高校」的な違和感に苛まれる楽しさがあるのと、作家の「普段やりたくてもできないんだろうなぁ」と思わせる細かすぎるボケの応酬が、好きな人にはたまらない魅力となっています。

なんかアフタヌーン誌の作家って学生呑み会終盤の場の煮詰まり具合に似た空気を持ってる人が多い気がするのは、アフタヌーン編集部がそういう空気なのでしょうか?

←つまるところ、こんな違和感。


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[ 2007/11/24 17:51 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

古谷実 『ヒミズ』 

稲中卓球部で一世を風靡した古谷実のダーク路線が結実した『ヒミズ』。読めば「ギャグと不幸が紙一重」であることを思い出させてくれる名作。


「ありきたりの日常に感謝せよ!不自由を憂えるのならば!」

こうして並べてみると表紙からして抗いきれないオーラが出ています。特に2・3巻。売り物の表紙としては下の下ですが、本を閉じた状態での「期待感」は比類のない仕上がり。その周辺だけ質量保存の法則が通用しません。実際の紙とインクの重量よりも確実に5gは重そう。

読んですぐ売るくらいなら最初から読まないほうがいい類のマンガ。書店で手に取った時点でもうそれは貴方の運命だったと、そういうフェイタリティー的な扱いで夜露死苦。

この作品が描かれたのはおそらく作者自身が大いに迷い、病んでいた時期であったと思われます。これほどダークな内容の作品が掲載し続けられたのは「稲中」での実績と、2000年当時の閉塞感のなせる業でしょう。

1995年にエヴァンゲリオンと地下鉄サリン事件、1996年は援助交際ブーム、1997年にファイナルファンタジー7と酒鬼薔薇事件。アニメやゲームの主人公ですら徐々に自分を見失っていった時代を通り、連載スタート当時の2000年は「ミレニアム」・「IT革命」という華やかな言葉の裏でネオむぎ茶による西鉄バスジャック事件や大分一家6人殺傷事件など、「少年犯罪」が流行語に選ばれたほか、児童虐待・ストーカー・DVなど様々な問題が深刻化し、荒んでいた時期…。

古谷実が『ヒミズ』で開花させた才能は、時代に研磨されて現れた美しいツヤ消しブラックの何か。世の中奇麗事ばかりではありません。これを愛せてこそ、人生の最大HPが上昇すると勝手に思っています。

 ←これも気になる『小説ヒミズ』

※ちなみにヒミズとは「日不見」「日見ず」と呼ばれるモグラに似た日本固有の哺乳類だそうです。
[ 2007/11/24 15:27 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

ス/ヽo儿勺人ヵゝらστ″ωゎ 

※YouTubeで発見したイタズラ電話のやりとりを記した英文を「エキサイト翻訳」にかけると質の良いカオスが出現しました。



Phone call

*Ring*
*Click*


友人:、えー、こんにちは、これはだれですか? こんにちは… こんにちは。

スパルタ人: これはMADNESSです!

友人: 気が狂っている、何ですか? あなたの名前であることを待っていますか? こんにち
は。

スパルタ人: 狂気。

友人: 狂気。 I-私は狂気という人はだれも知りません。

スパルタ人: 狂気。

友人: 問題ない…、真剣である、Madness、あなたは何が欲しいですか? 問題なく、Madnessというだれかが、なぜ朝の3時に私に電話をするでしょうか? normingにおける3、3IN****ING MORNING! 問題ないのと、問題ないのと、問題なく、何が、あなたが何が欲しいかを私にただ言っても、問題なく、私は残念です。 不-少し飲まれます。

スパルタ人: これはMADNESSです!

友人: あなたは、あなたの呪われている名前Madness iがあなたの名前を知ると私に言いました! 今、あなたをするものが欲しいと問題なく私に言ってください! このろくでなし! 問題なく、それはすごい朝の3です。

スパルタ人: これはMADNESSです!

友人: これが会話を終了するという事実が私が完全に同意する狂気である、あなたはどう名前を意図するか、そして、それがすごい狂気です。 したがって、私は大便を与えません。 あなたは、これが驚くべきものであることを知っています。 あなたは、これがとても多くのものであることを知っています。 えー。 そして、えー、私は、あなたをするものが欲しいと私に言って欲しいとただ思って、この呼んでいる私はなぜそうであるか。 問題なく。 そして、えー… 私はあるものをしなければなりません。

スパルタ人: これはスパルタです!

友人: あなたは私に金切り声を出す必要はありません。 私はこの全体の会話で冷静でいました、そして、あなたには、私に金切り声を出す度胸があります。 見てください… 私はたった今、冷静でいます。 あなたはそれを見ますか? 私はたった今、真剣です。 C-缶、あなた、ここ、私、重大ですか? うん。 問題なく。 何ですか? あなたは欲しいですか? たった今、ただ私に言ってください。 より多くでない。 あなたが、原因に私がただ行く予定である話題であるものは何も固執させると言うなら、私はあなたのS***を許容する必要はありません。

スパルタ人: これ… あります… 狂気。

友人: 私はだれかを知っています。あなたはこの馬鹿MOTHERF***ERです! 私はこれのために生まれないで、またあなたのためにSTUPID MOTHERF***ERを私のこれのために私のおかあさんのしりで出ているやり方で強制しませんでした! 現在、何ですか? してください… あなたは欲しいです! 問題なさ、… . . あなたは再び私によって冷静を失われました。 それはクールではありません。 私はこれを練習するべきです。 私はアンガーマネジメントをF**がない*ING REASONに連れて行きません! あなたが、だれかの怒りの問題を利用するのがあなたがf***ing気が狂っているよりおかしいと思うなら。 あなたは心の男性を使い果たしました。 あなたはあなたの心から脱しています。 そして、私はそれに感謝しません。 いいえは私がする全く感謝しません。 私に1つのことを言わせてください。 人生には私が多くのものを通していました。 全体(スパルタ人: トゥナイト!)のwha、wha、wha、-、何 今夜ですか? 今夜はどうですか? 問題なく、あなたは最終的に何かについて話していますか?

スパルタ人: '私たちが地獄の自宅で食事をする夜!'

友人: いやだ、友達がありません。 私は呪われているsatanistです。 問題なく。 私は人生でそこから落ちません。 問題なく、それをねじでとめてください、そして、あなたをやってください。 あなたはたった今この会話を終わらせるより魔王と何らかの関係があるなら。 または、実際に何かにあなたがあなたよりいるなら、この会話を続けることができます。 あなたが炎の事件に関して電話をしているなら、それは私の欠点ではありませんでした。 それは私のfualtではありませんでした! なぜ! なぜ! 問題なく、配置します。 問題なく。 冷静でいてください。 問題なく。 Anyways。 あなたは今夜頃に話していました。地獄の自宅で食事をすることに関して、話しています。 これは比喩ですか? あなたです… あなたは私を降ろそうとしていますか?

スパルタ人: 地獄で!

友人: いいえ 私は信じていません。 '私は、まさしく地獄に下がっているtookenになるように信じていません。 私はそこにいに決して行く予定ではありません。 いやだ。 ただ、私のすごい悪夢では、好きです。 あなたは私の心をもてあそんでいますか? 私は情緒不安定です。 こんにちは…

???: Bararro!

友人: 私を遮らないでください! 何に関して、あなたは話し続ける予定ですか? ほら、やれやれ、あ
なた、いくつかに関して。 何ですか?

*悪魔の雑音は*を始めます。

友人:、何

???:Bararro

友人: こんにちは、何、F***はそれですか? あなたがS***を起こらせている、それら 聖なるS***いいえ! 私はあなたの言うことを聞いていません! これは魔王ですか? 私の頭を出てください!

スパルタ人: これはスパルタです!

友人: いいえ、これはspartaにそうではありません。 魔王iは、あなたが私の頭のこの馬鹿motherf*に入ろうとするのを知っています。**えー、あなたは私の塩辛いc*をよく、しゃぶることができます。**問題なく。 いいえ! いいえ、これはspartaにそうではありません! あなたが酔って得るF***! F***、あなた!

友人: ???

友人: MOTHERF***、えー! さようなら! 文句を言ってください。


[ 2007/11/21 15:12 ] カオス | TB(0) | CM(0)

MARVEL 『インフィニティ・ガントレット』 

高校時代に出会い、私の人生まるごとの価値観に多大なる影響を与えたアメリカン・コミックスの雄、MARVEL社の『インフィニティ・ガントレット(The infinity gauntlet)』を紹介します。

 『Infinity Gauntlet [ Jim Starlin ] (洋書)』

歪んだ宇宙を正してやろうぞ
全てを余の価値観に従い・・・
そう・・・全てを無に!
(←格好良過ぎるぜ、アンクル・サノス!)

10年ほど前に『マーヴルクロス』というアメコミのオムニバスマガジン(絶版)がありまして、それの1~6巻に収録されていたのがクロスオーバー作品、『インフィニティ・ガントレット』でした。

アメコミというのはそれぞれのヒーローがほとんどひとつの世界を共有しており、マーブル社が版権を持つ作品全体で「マーヴルワールド」ともいうべき壮大なモザイクを構成しています。そのヒーローたちが自分の作品のワクを飛び越えて他作品のキャラと接触する企画をクロスオーバー作品と呼びます。

なかでもこの『インフィニティ・ガントレット』は地球を代表するほどの強力なヒーロー達が一堂に会して巨大な悪に立ち向かう、そんな一大クロスオーバーとなっており、主だったキャラクターですら戦いの場に立つことすらできず消滅させられてしまうという宇宙規模の危機を描いた作品です。

ちなみに昨今の映画化で有名になった「ファンタスティック4」は戦わずして全員消滅、「X-MEN」からもビースト、アークエンジェルといった主要キャラが消滅という憂き目にあっています。
ただしこれ、実際には全宇宙の人口が半分になるという作られた状況ですので「ファンタスティック4」の4人は確率的に全くもって不運としか言いようがない。合掌。


コトの起こりは至高の存在になるという狂気の野望にとりつかれたサノスという死んだはずのタイタン人が蘇り、この世の事象を司る宝石、即ち「力」「魂」「精神」「時間」「現実」「空間」という6つのインフィニティ・ジェムを手に入れ自分の籠手(ガントレット)に埋め込んだことによります。
サノスが死の女神「ミストレス・デス」への愛の証として「全宇宙の生命体の半減」を捧げたために宇宙はかつてない危機に陥る…という、もう最初から手がつけられないほどの悪い状況から話がスタート。


キャプテン・アメリカやシルバーサーファー、スパイダーマンにアイアンマンといった最強クラスの正義のヒーロー達、それに暴れ者のハルクや獰猛で知られるウルヴァリン、そしてファンタスティック4の敵役であるドクター・ドームまでがサノスに対抗するために集結。果ては破壊神ギャラクタスをはじめとする宇宙の神々までが参戦を申し出る。……といってもその作戦会議ですら無限のジェムを持つサノスには全部筒抜けだったりします。

戦いが始まる前から読者に知らされる絶望。あらゆる点で最強の地位に立ったサノスを倒す手段は無く、勝利の可能性があるとすればサノスが自らの敗北を願った場合のみ。はたしてヒーローたちの運命や如何に!?

しかし私がもっとも感銘を受けたのはこの世界観の広大さでも大逆転のどんでん返しでもありません。

【以下ネタバレあり】
いま日本語で読むには古本屋で「マーヴルクロス」を探すしかないんですが、以下に核心部分に触れる記述があるので、まだオチを知りたくない方は根性で「マーヴルクロス」1~6まで探した後に読んで下さい。

※2017年9月 追記・・・ついに日本語版発売決定!おせーよ!(笑)

[ 2007/11/21 03:15 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(2)

技来静也 『拳闘暗黒伝セスタス』 

質の良さに反していまいち知名度の低い作品、技来静也の『拳闘暗黒伝セスタス』
現在隔週青年誌「ヤングアニマル」にて連載中。

←拳闘暗黒伝セスタス

過激なタイトルのわりに繊細な、見たとおりの絵柄。いわゆる少年誌的なハードで過剰な暴力描写はナシ。
コントラストの強い画面構成と線の強弱、スムーズでユニークなコマ割りなど、経験に基づいた確かな技術力を読んでいて感じることができます。

昨今の格闘マンガ(に限らないけど…)はバイオレンス描写そのものが目的化しているようなフシがありますが、この作品は「面白さ」と「刺激」は違うということを認識させられる数少ない格闘マンガでしょう。

古代ローマ帝国を舞台とした史劇マンガではあるものの、歴史考証と格闘技術の知識を土台に描かれる物語は浮つくこともなく、スリリングなストーリー展開をしっかりと支えています。


この作品はローマ時代、身分の最底辺に身を置く奴隷拳闘士セスタスの成長を追っていく物語ですが、小柄で打たれ弱い少年拳奴が階級制もラウンド制も存在しない古代拳闘(プジリズム)の世界に近代拳闘(ボクシング)の合理性を持ち込んで臨むという試みは興味をそそります。

次々に現れる強敵、次第に暴君としての陰を見せ始める少年皇帝ネロ、その皇帝に仕える総合格闘技「パンクラティオン」を使う親友ルスカとの別れ。拳奴セスタスと衛士ルスカ両名の視点で交互に展開していく物語は今後がますます気になるところです。

最新13巻での死闘は圧巻。マンガであっても「殺し技」というからにはこのくらい覚悟とリスクがないと有難味がないってもんです。少年ジャ○プよ、見習え!


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[ 2007/11/20 22:51 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

サガノヘルマー 『ブラックブレイン』 

続きまして、私の趣味嗜好に多大なる影響と暗い影を落とした鬼才、サガノヘルマー『BLACK BRAIN』


 

今でこそ「聖☆オーラル学園」コラムに相応しいオシャレな表紙ですが、連載当時、高校生になったばかりのウブな魂にはいささか刺戟が強すぎた。私がグロ属性という特殊なアビリティを手に入れたのはおそらくこの作品がきっかけであろう。

まず日本を代表する変態漫画家のひとりと言って差し支えないでしょう。今思えばこれがヤングマガジンというメジャー誌に毎週載っていたのだからいい時代です。「妄想とリビドーが金になる」という生臭いサクセスで全国の青少年の人生設計を啓蒙した偉大なるフリークス(褒めてます)。

しかしながら謎の多い作家であり、また作品も数えるほどで現在何をしているのかすら全くもって足取りがわからない。時折ネット上で「SM誌で作品を発表していた」などというウワサがまことしやかに流れるも、私が確認するには至っていない。もはや都市伝説の域にほど近い存在。

なにしろ今時ウィキペディアに説明がない漫画家です。あびゅうきょですら出身や経歴について記述があるというのに・・・。ヤンマガ編集者でも身内でもいいので、情報をリークしてくれる人を待っています。


そのサガノヘルマーの代表作でもある『ブラックブレイン』、ストーリーはもう設定段階から妄想全開でメチャクチャ。

とりたてて何の特技もない普通の男子高校生「宮前カオル」の前に、ある日「アガサ森田」と名乗る未来人が40世紀からタイムスリップしてきて黒い脳を植えつけるお話。

時空監査局に勤めるアガサ森田は人類が間違った方向へ進化する「邪進化」の芽を摘ませるための道具としてカオルを選びます。この黒い脳は40世紀の技術が詰まった「受波脳(ジュパノー)」というイメージ兵器とも呼ぶべき物で、脳から直接相手に幻体と呼ばれるアンカーを打ち込んで侵入し、敵の身体感覚を操作・破壊し戦闘不能にさせる力をもっている。またその操作・破壊のイメージが強力であれば近似の現実としてそのダメージを現実化させることができます。


・・・説明していて自分でも何言ってるか混乱してきた。
例えば敵に「腕が折れた」というイメージを与えたとすると「腕が折れている」という視覚情報とそれに伴う痛みの幻覚をもたらす、という能力です。そのイメージが強ければ、相手に触れることなく実際に相手の腕を折ることができるというもの。

その「邪進化」についても「人間の外骨格化」や「無機物化」など奇想天外なものばかり。それ以前にアガサ森田が正常進化と言っている40世紀の未来世界もすべてが粘膜状でヌルヌルグチョグチョの相当ヤバいオーガニックな社会なんですが。

このブッ飛んだ設定こそが『ブラックブレイン』のキモ。ここまでぶち上げてくれたらストーリーなんて飾りですよ。そしてほぼ毎回、作者のたまりにたまったリビドーが炸裂して不要なエロスを大量生産の大盤振る舞い。
前半から後半へいくに従ってエロスの割合が増加します。最後はほとんど『工業哀歌バレーボーイズ』

絵は表紙の通りお世辞にも巧いとは言えず、特に序盤の絵柄はもう鑑賞レベルギリギリです。また後半に入って絵が巧くなるかというとそうではなく、絵柄は同じ路線で単に「ペンが慣れた」という感じ。
マンガがマンボウの卵のように多産多死型の時代だからこそ、サガノヘルマーの居場所も今ならどこかにきっとあると思うんですけど…。ひとつの極北を見たい方にはオススメの一冊。

このマンガには美少年も美少女も出てきません。しかしバランスのとれた人体より、バランスの歪んだ人体を描くほうが難しいんだ!それをわかるんだよ、アムロ!…みたいな☆

↓探すなら全巻セットがお勧め。中古市場でバラで探すと案外後半は見つかりにくい。
BLACK BRAIN [ブラックブレイン] (1-10巻 全巻)

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[ 2007/11/15 21:34 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(2)

番外企画 『ソール修復実験vol.1』 

先日ヤフオクで面白いブーツを落札しました。ナイキACGトレイルスケイプ(trail scape)という、左右からのアッパーの合わせ目が外足側に寄っているという変わった作りが特徴の登山靴です。

ただ安価だったこともありソールの一部がかなり減っています。このままでは山にも冬道にも使えないのでなんとかお金をかけずに直そうと思います。

trailscape_00 ←とりあえず靴紐とインソールは外して別途洗浄。

さて、「ソール修復といえばシューグー」というくらいメジャーなアイテムがあります。
チューブ入りの溶剤を混ぜたジェル状のゴムで、溶剤が揮発するとゴムが硬化する…という単純な仕組みです。
ただしコレ、革靴などのフラットなソールは成型しやすいのですが、スニーカー等の複雑なソールパターンはのっぺりしたゴムに埋もれてしまうため修復箇所がどうしても目立ってしまうのが難点です。

そこで難しいとは思いますが今回は元のソールパターンの再現を目標にしたいと思います。

trailscape_01 ←まず現状確認。カカトを引き摺って履くとよくこうなる。

普通ならソールパターン復活は諦めるところですが、思いも寄らぬ活路がありました。

trailscape_02trailscape_06 ……!!

↑そう、以前紹介コーナーに登場した『エアトリコ』とソールが一緒なのを発見!!
当然ながらサイズも全く同じUS8.5(26.5cm)。この偶然を使わない手はありません。

trailscape_04trailscape_05 ←家にあったシューグーと百均の粘土。

あれこれ考えた結果、エアトリコの型をとってシューグーを流し込み、そこにトレイルスケイプのソールを合わせようかと。本当はフィギュアや模型製作に使う型取り用の素材を使うという手もあるんですが、アレ結構高いんで今回は100円ショップの粘土で代用(安い…)。

trailscape_07 ←適当にこねて適当に円盤状にしました。

「石粉ねんど」とありますが、この粘土はキメが細かく、水で表面をツルツルにしたり乾いてからは彫刻等で彫ることが出来たり、扱いやすそうなので選んでみました。

trailscape_08trailscape_09trailscape_10 ←ぐちゃっ。

↑型取り中。実は2~3回やり直してます。エアトリコのソールはほぼ完全な状態で残っているのですが、細部までシャープに型を取ろうと思ったらなかなかうまくいきませんでした。

粘土の上で実際に履き、体重をつま先から少しずつ後ろへかけ最後はカカト立ち。踏み込みすぎると粘土が全部逃げてしまって型に穴が空きます…。チカラ加減が微妙です。

とりあえずこの状態で半乾きになるまで置いておき、粘土が固くなってきたところでエアトリコから外しました。
粘土が完全に乾いてから続きをやりたいと思います。待て、次号。

←シューグー(ナチュラル・ホワイト・ブラック)
[ 2007/11/14 23:24 ] 番外企画 | TB(0) | CM(0)

永野護 『ファイブスター物語』 

日本一デッカイ風呂敷を広げたマンガ、それが永野護『ファイブスター物語(FSS)』

←最新12巻(月刊Newtypeにて連載中)



1巻からココまで来るのにずいぶんかかったなぁ…としみじみ思いつつ、現在休載中の本編はいつ再開されるのか気をもんでいるFSSファンの怨念を感じます。

知らない人にわかるようにかいつまんで説明すると、まず主人公が全宇宙をも司る全能の神であり、ストーリーも第1巻の時点ですべて公開している…そんなマンガ。やったモン勝ちの構成です。
実はコレ、マンガの媒体を用いた「神話」だということで(作者&主人公談)。ファイブスターという名の通り、5つの星からなるジョーカーという星団を舞台にした壮大すぎるラブストーリー(?)。

各国の王たちは領土をめぐりMH(モーターヘッド)と呼ばれる巨大なロボット(作中では厳密にはMHとは異なる)で戦争を繰り返しているわけですが、FSS最大の魅力は世界観を裏打ちする設定の細かさ。
微細に至るスペック・デザイン・歴史などの設定資料が読むのも追いつかないほどの過剰な量でドンドン出てきます。男性諸氏には身に覚えのあるとおり、monoマガジンを読む楽しさと同類の愉悦♪

たとえばパイロット(騎士)がMHを操縦するのをサポートする、ファティマという人造の演算処理用ヒューマノイドが登場するのですが、これが全員ちゃんと個性を持っており、それぞれが専用のスーツデザインを持っていたりします。所属国家によってそれぞれ特徴はありますが、基本的にシルエットだけで個体の判別がつくように見事にバラバラです。
それもほとんど本編に登場しないような影の薄いキャラであってもスーツの形のみならず裏地のデザインまで徹底して考えられています。

もちろん各MHも変形機構や装甲・戦術・用法などなど考えつく限りの設定がなされています。そしてそのデザインの美しいこと!
←ちなみにこれが私のお気に入り「バッシュ・ザ・ブラックナイト」

古今のロボットデザインの中でも抜群のスタイルの良さ!そして神話に出てくる兵器ということもあり従来のいわゆるリアルロボットとは性能が違いすぎます。最初はあまりの常識外れの運動性能に読んでてあっけに取られるほどでした。

さてその永野護ですが…ず~っとFSSを描いてきてそろそろ違うことがしたくなったのか、連載を一時中断して独りでアニメ製作に没頭しているそうです…。

いえね、いま本編は一番アブラがのっているトコロなんですよ。各国それぞれの主な騎士たちのエピソードが語られた上で、「魔導大戦」という多国入り乱れての大戦争が始まったところなんです!

連載が続いていても単行本は2年に1冊とかそんなペースなのに…。早期の復帰希望。


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[ 2007/11/14 02:19 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

松本大洋 『ナンバーファイブ』 

いずれ避けて通れない道、松本大洋を紹介。多数の名作がある作家ですが敢えて『ナンバーファイブ』を紹介する。


←全8巻

「敢えて」と前置きしたのはいまだにこの作品の評価をどう下したものか、迷うところがあるからです。
この作品は「鉄コン筋クリート」・「ピンポン」で既にその評価を揺るぎないものとした作者が新雑誌『IKKI』の看板としてスタートしたものです。
『IKKI』創刊号の見出しを私はよく覚えていまして、またずいぶん大それたコトを言い放つ雑誌だなあ、と思ったわけです。それがコレ、「コミックは未だ黎明期である。」

イチ漫画ファンとしての実感では当時は結構マンガ業界自体が行き詰っているように感じました。メディアミックスで市場は広がりつつあるものの、他媒体からのコミカライズでクオリティが高かった例はただの一度もありませんし、何でも関連商品化することで逆に「売らんかな」の精神が透けて見え、結局は作品を愛しすぎた一部のユーザーの歪んだ情熱を潤したにすぎない時代だったと思います。

この黎明期云々のコピーもそれを踏まえてのカウンター発言だとみてほぼ間違いないでしょう。閉塞したマンガ文化に風穴を開けるべく白羽の矢が立ったのが松本大洋だったようです。


そうした制限のない自由な環境から生まれた作品のせいか、松本大洋作品にしては複雑で難解な表現を含む風変わりな物語となっています。連載中は雑誌が隔月(のちに月刊化)だったため、回想やイメージ表現によって物語が把握しづらいものでした。

設定は「サイボーグ009」など過去の有名作品をモチーフにしているようなところもありますが、ストーリーは装甲騎兵ボトムズのように、軍の特殊部隊「虹組」から脱走した人工生命体ナンバー吾(ファイブ)とマトリョーシカ2人のラブストーリーを彩るための背景として「荒廃する世界」と「創造主と対峙する虹組メンバーそれぞれの葛藤」があるといえます。

虹組メンバーはナンバー王(ワン)をはじめとしてそれぞれが強烈な個性と能力を持っているため、脱走した吾を追討するなかでも様々なドラマを展開させます。それがハードボイルドでありメルヘンであり、ブルースだったりする。それこそが本作『ナンバーファイブ』を織り成す多層構造の根幹になっています。

松本大洋ファンならば絵や構図の巧さは承知のこととは思いますが、この作品はその中でも最高峰ともいえる出来です。書き下ろし単行本「GOGOモンスター」を超える表現の可能性というものをまざまざと見せつけるクライマックスのイメージの洪水は確かに雑誌『IKKI』の初期看板としてふさわしいものでした。

松本大洋作品としては対象年齢は高め。高校生以上推奨といったところでしょうか。ちなみに普及版という全4巻にまとめた小サイズの単行本もありますが、どうせなら迫力タップリの大判サイズで楽しむのをオススメします。



←ちょっと独特な雰囲気のある完全描き下ろし作品『GOGOモンスター』


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[ 2007/11/13 21:25 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(1)

ナイキACG 『エアアセントサミット』 

90年代後期のナイキACGシリーズ最高峰ともいえる『エアアセントサミット(AIR ACSENT SUMMIT)』の紹介です。

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イタリア製のトレッキングブーツ。そのACGらしからぬ色使いでひときわ異彩を放つ存在。定価も2万5千円となかなか立派な数字でした(登山靴としては安いですが)。

履き心地は素晴らしく、GORE-TEXを採用していることからもかなり気合を入れて開発したものと察しますが、唯一ソールがビブラムではないのが残念なところ。

最初の登山に「エアモワブ」で臨んで大変な目にあった私がイキオイ余って購入した登山靴がコレでした。そこで思ったことは「初心者ほどいい物を買うべき」。
いい物といえば他社製ではいくらでも高級なモデルがあるのですが、私はあくまでもスニーカーブランド信者ということで。

のちにビブラムソールを搭載した「エアトゥマロ」を履いたところ、そのグリップ力の違いにブッ飛びました。

ナイキで自社開発したall-trackソールというのもあってビブラム採用を避けてきたようですが、いつの頃からかall-trackと並行して用いられるようになりました。アセントサミットにもビブラムが採用されていれば、ACG史に残る名作となっただけに残念です。


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[ 2007/11/12 17:47 ] スニーカー紹介 | TB(1) | CM(0)

萩尾望都 『トーマの心臓』 

言わずもがな、少女マンガの金字塔。女流手塚治虫と呼ばれた萩尾望都の名作『トーマの心臓』

←カラーページ・扉絵を初収録した完全版。
「ユリスモール これがぼくの愛 これがぼくの心臓の音
きみにはわかっているはず」
(作中より)

今さら紹介するのもおこがましい、言ってみれば少女マンガ界における「ナポリをみて死ね」的作品。コレを読まずして少女マンガは語れない。そのくらい感銘を受けた作品である。

マンガ界における作家の存在自体の大きさ、それを表す言葉が「女流手塚」と呼ばれる所以であろう。
高橋留美子は少年誌を舞台に強制ハーレムという「萌え」の原型を完成させましたが、萩尾望都が少女マンガに持ち込んだのはボーイズラブでした。
楳図かずお曰く、「この世に知恵と希望があるかぎり、人はいつも罪深い」。……わかる。

今でこそ一般化し、その巨大な妄想から「やおい穴」なるファンタジーを発明するにまで至った日本を代表しかねないマンガ文化ですが、その原点は「少年が持つ純粋性への憧れ」でした。
(※「やおい穴」についてはその方面に明るい方に尋ねるか、ウィキペディアで検索されたし)

舞台はドイツ、寄宿制の男子校での冗談めいた恋愛ごっこと秘められた愛はいくつもの問いかけを読者に投げかけ、「真実の愛とは何か」を主人公ユリスモールの葛藤と悟りを通して追体験させます。

この物語が謎解きと並行して展開していくのは萩尾望都の特徴のひとつ。壮大なテーマはどうしてもある程度の長さを必要としますが、その結論を一方的に押し付けるのではなく、ゆっくりと真実を明らかにしていくことで飽きさせず、かつ読者と主人公を同時に悟らせるという離れ技。クライマックスへの集約はもう天才的というほかない。

性別を問わず楽しめる超名作なのは間違いない。古い絵柄ももはやクラシックの部類なので逆にオシャレですぐに慣れます。

しかしながら、コレを読んだことがのちに私が「残酷な神が支配する」を経て「ヤマジュンパーフェクト」を入手するに至ったデッカイ伏線のひとつだったのかも。ウホッ!

 読まないか


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[ 2007/11/12 03:35 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(2)

アヴィア 『オセロット』 

今回紹介するのは私の靴箱の中でも最もマニアックなうちの一つ。AVIA製、『オセロット(ocelot)』

ocelot01ocelot02ocelot03ocelot04

オセロットとは南米アマゾンに住むヤマネコの一種。このスニーカーもその名に恥じぬ絶滅危惧種。
特徴は…というより特徴だけで構成された靴。どれをとっても普通ではないそのフォルムは「カンブリア紀に発生したスニーカーだよ」と言われても納得こそすれ、否定の材料は見当たらない。
スニーカー史における進化系統樹の枝葉を敢えて寂しいほうへ伸ばしていった孤独の太陽、それがこいつだ。

出会いはネットオークション。別サイズを偶然見かけ、当時は商品名すらわからない状態で自分に合うサイズが出るまでひたすら待ちました。古いモノなので私が今所有しているのは残念ながら箱ナシですが、オリジナルの箱の絵は「ピカソ画?」というくらいゲルニカ風なアートです。

日本ではあまり馴染みのないAVIAですが、フィットネスの分野ではかなり幅をきかせるブランドらしい。元々はランニング・バスケ・クロストレーニングなど様々なジャンルのスニーカーを開発していたとのこと。

調べてみたところ、これはその中のオフロードシリーズなる物のうちの一つだそうです。現在のフィットネスラインからは到底、同一ブランドによるプロダクツとは推測できません。

左右から足の甲をホールドするベルクロと、アキレス腱部分に付くカカトを通って左右を締めつけるベルト、そして足首をゴムで軽く固定する足入れ部。80年代にこんな画期的なシステムが考案されていたとは驚くばかり。

のちの90年代に開花するナイキの初期ACGシューズに影響を与えたのではないかと勝手に思っています。名作リバデルチエアモワブとの共通点はけっこうあります。
激レア品モワブプラス(デッドストック)
←復刻版エアモワブ

履き心地は…いや、そんなことはどうでもいい(実はあまりの高揚感にどんな履き心地だったかを失念)。
20年以上前の物にしてはソールも壊れておらず、状態としてはいいほうなんですが、表面素材の劣化はさすがに避けられなかったようです。屈曲部のシワから素材が剥離してきたので今はもう履けずに文化遺産として靴箱で眠っています。

会社が傾くくらい一般には売れないと思うけど、AVIA社には是非復刻して欲しいです。
オセロットはオークションでも滅多に出ないので入手は困難ですが、不可能ではないと思うので気長に待つことが肝要です。

←珍しい、生き残りのAVIA製バッシュ(デッドストック)

[ 2007/11/11 20:44 ] スニーカー紹介 | TB(0) | CM(0)

福島聡 『機動旅団八福神』 

今日紹介するのは擬音語の達人、福島聡の『機動旅団八福神』(月刊ビーム誌にて連載中)。

←最新刊(6巻)
ひとつ確かなことがある

  「錯覚だ」

命をかけた戦いは愉しかったということだ
(作中より)
一頃はうたたねひろゆきが「筆圧の魔術師」と一部で称されたりしてましたが、多様化しすぎた今日の漫画業界でそんな枕詞がつくような作家は一握り。福島聡はそんな作家。

この作品での擬音語たるや、リアルの極地。いや、リアルかどうかは主観によって異論があろうとも、その切り口が新鮮であることには疑いはない。

たとえばバナナを食べる音を福島はこう表現する →「もまもま」
ガラスにボールを投げつけて割った音 →「ダギッ」
病室の床に倒れこむ音 →「バチュン」
屋内をゴム長で走る音 →「バキュバキュバキュ」


「擬態語」においては「ジョジョの奇妙な冒険」(例:ドドドドドドドド)の荒木飛呂彦や「エイケン」(例:ヌルハチッ)の松山せいじといった強者がいますが、擬音語となると意外と開拓者は見当たらない。

「ジョジョの奇妙な冒険」大人買いセット

「エイケン」

福島聡の用いる新しい擬音はそれまでの発想の停滞・固定観念を打破しうる、故・手塚治虫による静寂を表す擬態語「シーン」の発明に続く画期的なものだと思います。
特にマンガ愛読歴の長い、マンガを読みなれた世代にはIT革命級のインパクトを保証します。

ストーリーの舞台は日米安保が破棄され中国の占領下に置かれた日本。自衛隊とは異なる軍事組織「環東軍」に身を投じた普通の学生が体験する新時代の戦争。敵はアメリカか中国か、それとも…?

月刊誌なので待ってもなかなか単行本が出ませんが、それでも一読の価値はある作品です。


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[ 2007/11/10 16:07 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

浅野いにお 『ソラニン』 

初のマンガ紹介は悩みましたが浅野いにお『ソラニン』(全2巻)に決定。
 (←全2巻)
「・・・逆らってみるかぁ。流れに。
    ・・・でももう、『次』は無いぞ、俺。」
(作中より)


私の本棚には数少ない「青春ラブロマンス」です。作者の持ち味でかなりの部分に小ネタが入っているせいでところどころ「ラブコメ」化してますが、本筋的にはかなり青~い、ズバリな青春路線です。

学生時代特有のお馬鹿な生活を空気レベルで再現させたら、現時点でこの人の右に出るものはないんじゃないだろうか。
実は地続きだった「学生時代」と「社会人である現在」、その狭間で揺れる主人公とヒロインの恋愛は後先を考えない学生時代から後先が見えない社会人時代へと移り、不安定なものになっていく過程が切実に描かれていくさまに同世代ならば確実に共感するところがあると思います。
ただし、同世代以降で迂闊にも共感してしまうとアンデッドにホイミをかけるようなダメージが降りかかること必至。映画『アイデン&ティティ』でも同質のダメージを体験できます。


ちなみに私の好きなバンド『ゴメスザヒットマン』もコレと同じく「大学生気分」を想起させてくれるので『ソラニン』みたいな雰囲気が好きな人にはオススメ。

←ゴメスザヒットマン『omni』


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[ 2007/11/09 21:11 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

メレル 『ヴェイパー』 

ここでちょっと趣を変えてMERRELLの07年夏モデル『ヴェイパー(VAPOR)』を紹介。しかしなにやら「サンダル」と言い切るのも憚られるような、ハイブリッドな代物。

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見た目より軽くて足にピタッと吸い付くようなフィット感です。水辺を含む様々な野外シチュエーションに対応する非常に汎用性の高いスポーツサンダル。ビブラムソールでグリップ力は確かなものです。
カラーバリエーションが豊富なのも魅力のひとつ。派手好きの自分は清水の舞台から飛び降りる気持ちであえて「黒」を選択。ま、たまにはいいでしょう。

つま先はバンパー(保護用のガード)が付いており、上から踏まれようが硬いものに躓こうが問題なし。野外活動にはもってこいのサンダルです。

難点を挙げるとすれば、サイズ展開が1cm刻みでハーフサイズがないこと。とはいえ若干は紐で調節できるのでそれほど困りません。また個人差はありますが素材の特性上、裸足で履くと摩擦でカカトあたりに靴擦れができることがあります。
しかしこのシャープなデザインと独特のフィット感は他ではちょっと味わえません。
夏場はかなり重宝する一足。


こんな色もあります。
[ 2007/11/08 19:45 ] スニーカー紹介 | TB(0) | CM(0)

ニューバランス 『トレイルバスター』 

90年代にヒットしたというNBの『トレイルバスター(TRAIL BUSTER)』の復刻版。3種類のカラーラインナップで最も人気があったアーリートレイルカラーです。

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アウトドア系アイテムにしか許されないクレイジーカラーが目に余る、NB史上指折りの派手スニーカーのひとつ。最高です。

クラシックなトレイルランニングモデルなので機能面ではごくシンプルなスニーカー。ソールはスパイク状に凸凹がついておりオフロードで真価を発揮すると思います。街中ではあまり未舗装路を歩く機会もありませんが、アスファルトを歩いても蹴り足が少し粘りつくようなグリップ力を感じます。

定価は1万ほどでNBにしては手頃な価格帯だと思います。そのわりに芸が細かく、タンとヒールの「NB(NewBalance)」文字がレインボーの刺繍になっていたり、サイドの「N」マークはスネーク柄の型押しで、縁取りはリフレクター素材になっていたりとなかなかのコダワリ。

NBの保守的なイメージを根底から覆す、そんなギャップがたまらない一足。他の2種のカラーリングも秀逸なので、この色はちょっと…という人にはそっちがオススメです。


この大冒険の成功で気を良くしたのか、のちにリアルカモフラ柄もでました。

 (←ちょっと微妙なカモ・バスター…)
用途的にはコッチも大いにアリですが、カモ柄ならいっそ限定のH710のほうが潔いかと。

 (←うむ、こっちのほうがイイ。)

[ 2007/11/07 03:15 ] スニーカー紹介 | TB(0) | CM(0)

アディダス 『アディタンジェントLo』 

アディダスのアドベンチャーカテゴリから、『EQT.ADITANGENT Lo』です。
「EQT」とはエキップメントの略で、カテゴリごとの最上位モデルに冠する文字だそうです。

aditangent01aditangent02aditangent03

以前所持していた同じくEQTシリーズの『XTR』に比べると格段に軽く、履きやすいです。
肉感的なソールを見てもらえればわかるように、フィーツーウェアという「素足を目指した履き心地」をコンセプトとする機能を搭載したモデルです。
あざやかなイエローが映える派手好きな伊藤(仮)のツボを直撃するデザイン。

人によっては邪魔に感じるかも知れませんが履き口の前後に付いたストラップが結構便利。ただ後側のストラップは雑に扱うと破損しやすそうな素材。そして結構硬いのでジーンズの裾が引っかかって持ち上がってたりすることが多い。

フォアフットに独特のフワフワしたクッショニングを感じ、逆にヒール部はしっかりとした接地感覚があります。そのためか長時間立ちっぱなしでいるとトゥ側の厚みのせいかカカトに重心が流れ、まるで運動前にアキレス腱を伸ばしているような状態になり、ちょっと辛く感じることも。歩いていれば何ともありませんけど。
もともと自分の足はアディダスのスニーカーの足型とは相性があまりよくないってのもありますが…。

これも現在は生産されていないモデルですが、まだ中古ではそこそこ出回っているのでネットオークションをしばらくチェックしていれば入手可能だと思います。ちなみに後継モデルも存在しますがデザインは好みが分かれるところ。
←コレとか。
[ 2007/11/06 10:17 ] スニーカー紹介 | TB(0) | CM(2)

ナイキACG 『エアトリコ』 

スニーカー紹介とかいっておきながらいきなりブーツ。
90年代にナイキのアウトドアライン「ACG」からリリースされた『エアトリコ(Air TRICO)』です。

DSCF0050.jpgDSCF0051.jpgDSCF0053.jpg

ほとんど知られていないマイナーなモデルですが、新しい登山靴のあり方を模索するかのような何ともいえない過渡期なデザインが気に入っています。
ダナーやティンバーランドなどのクラシックなブーツ形状もいいですが、コレみたいにメレルなどに多く見られる有機的なソール接合面が個人的にツボ。
寸詰まりのずんぐりとしたフォルムにカカト側の蛇腹状の意匠が一番の特徴。情報が少ないためハッキリしませんがどうやら海外でのみ流通したモデル…らしい。こういうデザインの靴を履くときに思うのが自分の足の小ささ。28cm以上あれば必然的に全長も長くなって見栄えがするのに。

クッションは見ての通りZOOM AIR。ゴアテックスでもなければビブラムソールでもない。至って普通。好みの別れるデザインを持った、機能的にはシンプルなブーツです。

ちなみにコレ現在ではちょっと入手が難しいです。たま~にヤフオクで出品されますが、持ち主もほとんど商品名を知らないので地道にキーワード「ACG」または「不明」で検索するのがよろしいかと。

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[ 2007/11/05 18:02 ] スニーカー紹介 | TB(0) | CM(1)











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