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水城せとな 『俎上の鯉は二度跳ねる』 

「男がボーイズラブを読んでみる」のコーナーも気がつけば4度目。
どうなってるんだ俺?どこで道を間違った?

前回『窮鼠はチーズの夢を見る』は証拠が残らないようにネットコミックで購入閲覧してたってのに、新装版になって続編が単行本化されているのを知ったのが数日前。…いま前作と合わせて2冊とも手元にあるのです。どうゆうことなの…。
万が一、俺が急死でもしたら本棚からヤマジュンとBLコミック数冊が発見されるのだ。その状況をリアルタイムで実況する閻魔様の前で泣き崩れる俺、そしてヒソヒソと耳打ちし合って蔑みの笑みを浮かべる牛頭・馬頭…。嗚呼。

もうね、いいんです。元々そういう人間なんです。この年末に注文した本は「ボーイズラブ×2冊」と「百合マンガ×4冊」と「つのだじろうの変態オカルト漫画×2冊」。『残酷な神が支配する』のイアンのセリフを借りれば「もういきつくところまでいくしかないんだ」
こんな俺ですが来年も旧校舎をよろしくお願いします。水城せとな『俎上の鯉は二度跳ねる』のレビュー。

 
「行き止まりまで来たんですよ……!」 (by 今ヶ瀬)

違う、違うよ!
…あれ?いかん、うっかり集中するとゲイの囁きを耳を傾けてしまいそうだ。
キュンときたら負けだと思ってる。しっかりするんだ俺っ…!悪魔はみな優しいっ……!!

そうは言いながらもドップリ作中の雰囲気に浸かったほうが楽しめるのは明らかであり、自分自身マンガ買ってきたら長くても一気読みするタイプ。途中で邪魔が入ったら許せない。
今日は運悪く訪問者が多く前編・後編を読むあいだに3回チャイムを鳴らされ、3回目はさすがに「…っるせーッ!」って叫びましたね。来客にキレたのは人生初です。イエスウィーキャン。

さて本編の内容ですが、その場の空気に流れ流されて30年の優柔不断サラリーマン(大伴)と、そんな彼に学生時代からずっと思いを寄せ続けていた後輩の粘着ゲイ(今ヶ瀬)の物語。前編でネンゴロになりうまく共同生活していた2人の関係はささいなすれ違いから破綻を迎える。果たしてすべてにおいて受け身な先輩(ノンケ)は自らの意思で誰かを愛することができるのか…?


…コレを読んで知ったことが2つある。
1、へぇ~、これがリバってやつか。(棒読み)
2、今ヶ瀬がデレるとこが腐のツボなんだな。


…なんだろね、この感じ。メインキャラがイチャコラしてる部分は読んでて確かに楽しい。い、いや誤解すんなよ。ラブラブ状態の序盤は今ヶ瀬が舞い上がっててキャラがおかしくなっちゃってるってことが言いたいんだ。ん~、本当はこういうノリの2人をずっと見ていたいっていう読者のニーズは結構あるんだろうな、たぶん。
しかし素直じゃない2人のこと、片方が生粋のゲイではないことも手伝って徐々に崩壊していく関係。前巻に引き続き女ウケのいい大伴のまわりには「童顔で意外としっかり者なところもある積極的な年下」というなかなかハイスペックな女が登場してみたり。まあドロドロ…までいかなくても、確実に誰かが不幸になる展開に突っ走る…と見せかけて以下略。続きは自身で確かめて頂戴。


BLって部分は置いといて、このラストは素直に巧いと感じさせるものでした。若さに任せ、マンガという媒体に甘えて決着させるならジブリのアニメよろしく「大好きだ、結婚しよう!」で万事コトは済みますが、今作で提示された「アラサーカップルならではの着地点」は大人ならではの切なさをを伴う決意、そういう良さがあってグッと来ました。


…さてこのマンガ、本棚のどこに収めようか。
『シグルイ』の横? 違う気がする。

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[ 2009/12/28 15:33 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(1)

福島聡 『機動旅団八福神』 第10巻(完結) 

祝、完結!
『ザ・ワールド・イズ・マイン』の新井英樹に続く言文一致マンガ家、福島聡による近未来SF戦記、『機動旅団八福神』最終巻!

 『機動旅団八福神(10)
「この手で直接人を殺してみて わかったことだ
敵をみつけてそれに闘いを挑むことはとても自然で………
ヒトとして健全な行為なんだ」


中国による在日米軍基地への爆撃により、その支配下に置かれた日本。安保は破棄され「環東軍」の一員として中国軍に組み込まれた主人公たちはあらゆる火器を受け付けない「絶対防御」を掲げた装甲服「福神」をまとってアメリカを新たな敵とした次世代型の未知なる戦争に巻き込まれていく。

まず中国に支配されてるって時点で多分に不愉快な設定。しかし民主党が与党なんてやってるようじゃ日本に未来がないのは同じことか。ニュース見るたびに靴投げたくなるのは俺だけじゃないはずだ。
そして以前から気になって仕方ないんだが、鳩山って何かコメントを求められると話しの途中でやたらと「ある意味で」って付け加えるよね。あれで逃げ道作ってるつもりなのか、恥を知れ。C'mon 友愛


閑話休題。物語の完結に合わせてまた1巻から読み直したんだけど、改めてコレ不思議な作品だなぁ。戦争アクション作品における爽快感もなく、戦争ドラマのような感動もない。この戦争は一体、何だったのか?

そもそも「敵」とは何か。アメリカ?中国?それとも国家ではなくテロ組織?
この作品内の戦争がここまで奇妙な形態になったのは作者が「マダム・ライラと3人の賢者たち」という特殊な生体装置を設定したことによる。さらに絶対防御体である「福神」、反重力マシンを搭載した遠隔操作ロボット「リカオン」、そして「思考通信」の実用化がもたらした新時代の戦場。

この作品は反戦を掲げるが暴力を否定しない。しかし手放しの人間賛歌でもない。気分や状況に応じて変化・適応していく人間のリアルすぎる感情を写実的に描写するのが目的だったんじゃないだろうか。


それにしてもマンガを言文一致スタイルにするとこれほど独特な感じになるものかと思う。初見であればかなりの人が面食らうだろう。普段いかに自分が(現実的でない)”お約束的表現”ってやつを疑いもなく消費してるか気付かされる。旧世紀版「劇場版エヴァンゲリオン」で観客席をスクリーンに映して冷や水ブッかけたのに似てる。

そしてこの最終巻は7~8割くらいが別雑誌に掲載した本筋(戦争終結)終了後の後日談で構成されている。それぞれ別の道に進んだ福神隊員たちはその何を思い、あの戦争体験をどう評価するのか?
福神隊隊長「名取富士雄」が沖縄戦で全世界に向けて発した言葉、「この戦争を経た人間がどこに向かうのか」という問いに対する各隊員なりの解答編。
戦時中に自らを語ることの少なかった隊員たち全員の思いを初めて確認させられる最終話、そのタイトルにグッとくる。

「スタンドアローン」

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[ 2009/12/18 00:16 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(3)

人柱 『EDWIN EFW503-126 ワイルドファイア』 

家電で人柱になるのは御免だが、服や靴なら望むところ!…嘘です。単に寒さに負けただけ。
いまだレビューのないEDWINの新作である高機能冬物ジーンズを人柱レビュー!

E-FUNCTION 503 LOW-CROTCH wildfire
【EDWIN】E-FUNCTION 503 LOW-CROTCH ストレート ワイルド・ファイヤ(濃色ブルー126) ※公式サイトで製品情報が掲載終了になったので画像を追加。


伊藤(仮)は平熱35℃台の低体温人間。一旦衣類内の温度が下がってしまうと自力での発熱効率が極端に悪いため、そうなってしまうとヒートテックインナーにセーターorフリースを着込んでもなかなか暖かくならない。
そこでここ数年は下半身も抜かりなく温めるべくGORE WINDSTOPPER ™(ゴアウインドストッパー)を採用したEDWIN製防風ジーンズで冬場をしのぐことに。

当初、伊藤(仮)が購入したのは初期型の「防風ファブリック剥き出しモデル」。風はホントにビタッ!と止めてくれるんだけど、寒冷地では冷えた生地自体が肌に密着してやっぱり体温は奪われるという残念な結果。それでも普通のジーンズに比べれば格段にマシだった。

その後オールシーズン仕様の「裏メッシュ版」と冬用の「裏起毛版」が出たものの、ライセンスの関係か2万円前後という非常に高価なモノだったため買い換えには踏み切れず。


そして今年2009年、秋冬モデルとして自社開発した防風透湿素材を使った裏起毛シリーズ「WILDFIRE(ワイルド・ファイア)」が登場。
これにより大幅なコストダウンが可能になり、下は8000円弱から防風・裏起毛ジーンズが手に入るようになった次第。
同シリーズは大きく分けて「ふつう」「ゴルフ用」「ロークロッチ」の3種類。伊藤(仮)が買ったのはEDWINの加工技術やら立体裁断やらを惜しみなくブチ込んだ「ロークロッチ」タイプ。

能書きはこのくらいにして以下、良い点と悪い点。

■良い点■
  ●ウインドストッパー採用モデルより安い
  ●ファブリック剥き出しモデルより暖かい
  ●色落ち加工が秀逸
  ●腰履き&立体裁断シルエット

■悪い点■
  ● 裾上げ不可 (※やればできる)
  ●展開サイズの間隔が広い(偶数インチのみ)
  ●不要なウォレットコード(?)風の付属品
  ●スレーキの耐久性に不安

「良い点」に関しては以前のものと重複する部分もあるので結局は「5000円程度安くなった」のが大きい。色落ち加工ナシの「ワンウォッシュカラー」だとさらにもう少し安い価格設定。シルエットは「腰履き仕様・立体裁断・サルエル気味」。サルエルタイプの微妙な布の引っ張られ感に好き嫌いがあると思うが、慣れればさほど気にならない。
余談だけどお手頃価格な「8000円弱」のほうのデニム生地は細かい縦線が入ったような風合い。「ちょっとダサイけど、まあ履いていくウチに良い具合に色落ちするだろう」…などと思ってはいけない。エドウィン製のこの手の生地は股やポケットが擦り切れる頃までほとんど色落ちしないので(経験者は語る)。

「悪い点」は実用面で困ることなので次回作では改善してもらいたいところ。立体裁断ジーンズは誕生から10年近く経つと思うがいまだに裾上げ出来ないという不便が解決できてないんだなぁ…。近所の服直し屋ならやってくれる気もするが、オフィシャルショップが対応してないのはいかがなものか。
しかもウエスト28インチと34インチでどっちも股下の長さが同じって、つまり「大で小を兼ねろ」ってこと?そりゃちょっと無理あると言いたい。展開サイズは不満があるけど、「S/M/L」だった前回よりはマシ…かな。そういうことにしとこう。

そして最近めっきり見なくなったウォレットコード(らしきもの)が付属してるんだけど、コレどうなの?ペラッペラな合皮よ、明らかに。コレいらねえから100円安くしてくれ。そんくらいのブツなので期待せぬように。

そして個人的に一番解せない改悪が前ポケット(スレーキ)。手の平がスッポリ隠れるくらい十分な深さがあって、起毛になっているので暖かいのはいいんだが、問題はその薄さ。不織布を何枚か重ねたくらいの弱々しさで、その気になればたぶん指で貫通させるくらいは余裕。カギ束を入れるとあっという間に底が抜けそうなのだが…。

しかし全体としては満足いく出来。氷点下でも濡れない限りはかなりの保温性を誇る。屋内や本州程度の気温であれば充分すぎると思う。
これで内腿あたりに開閉式のベンチレーションがあれば完璧だった。来期も改良の出来次第では買い換えも辞さない。


エドウインショップ(EDWIN)
[ 2009/12/10 18:18 ] 旧校舎 秘宝館 | TB(0) | CM(2)

Newbalance 『MT576S BAMBOO LAKE 蓄光』 

旧校舎で紹介するモノとしては珍しくタイムリーなスニーカー、"mita sneakers x new balance"の『MT576S BAMBOO LAKE』

MT576S FW01MT576S BAMBOO LAKE

"派手好き"の憧れにして極北のひとつ、オール蓄光スニーカー。リフレクター系はMAD DAAAMとリフレクターダンクで今のところ満足しているが、どうしても蓄光が一足欲しかった。でもやっぱり使いにくいというか需要がないというか、伊藤(仮)が知る限り蓄光素材を採用したモデルはそれほど多くないんで「これぞ」というのがなかなか見つからないんですな。

そんな中でついにGETしたコレ。蓄光面積の広さと「ニューバランス」って部分にエレクトした訳であります。

MT576S FW02

こんなファットなソールしてますが、一応これでも型番は「576」。「576」に「MT580」のソールユニットをニコイチしたハイブリッドモデルということです。履き心地はわりと固めな印象ですが悪くないです。ただリフレクターもそうでしたが、蓄光アッパーも素材の特性上どうしても屈曲部がシワになってしまうのが悲しい…。
まあそれは加水分解と同じく宿命ですから受け入れるしかありません。でも最近ようやく「物を大事にしすぎる」という呪縛から解き放たれつつある気がしたりしなかったり。

MT576S FW03


 うおっまぶしっ!

ちょっと暗い所に持ち込んでパチリ。コレが蓄光状態ッ!なんだか暗視カメラみたいに粒子の粗い画像になったが、肉眼でもこのくらいは光ってる感じ。
どうです、この浮き具合ッ!この疎外感ッ!気に入った、ウチにきて妹とファックしていい。

ハァハァ……。しかしこの靴には大きな悩みどころがある。画像2枚目の「しめ縄」でおわかりだと思うが、このモデルは和風モチーフを取り入れた点が特徴のひとつ。シュータンにかなり強烈なドクロを用いた和風グラフィックがあるが、これを見せるにはシューレースの結び方を工夫しなければならない。
タンには「ホールドバンド」というゴムがついており、slip-onとしてシューレースなしでも履ける…みたいな話だったがこれは日本人の足型じゃ無理だ。やるなら足幅がきつかろうが0.5~1cmダウンさせてピチピチぐらいのサイズを選んでおかないとマトモには歩けない。一歩ずつカカトを置き去りにしていくような、「かんじき」履いて雪原を歩く感覚。これは俺には無理…。
それならばと左右一番上のシューレースホール同士を繋ぐことでせめて足首を固定させよう…と試してみるも、まあ無いよりはいいけど履き心地を改善させるにはシルエットが少々歪むくらい左右の幅を狭く縛っておく必要があり、その状態で歩くと他の部分にまで歪みが出るといった次第。

悩んだ結果「Army Lacing」という結び方で、紐はタンの内側で交差させるというやり方をしてみた。紐を隠したおかげでタンのグラフィックはキレイに露出させることが出来たが、紐が足の甲に接触してすこぶる不快なため却下。

やっぱりスニーカーは履き心地重視、というわけでノーマル状態へ。俺によし、貴様によし。


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[ 2009/12/08 13:04 ] スニーカー紹介 | TB(0) | CM(0)

小池桂一 『ウルトラヘヴン』 第三巻 

記念すべき旧校舎マンガレビュー100件目はフランスBDの巨匠メビウスも絶賛する鬼才・小池桂一『ウルトラヘヴン』待望の第3巻!
実に4年半ぶりとなる続巻の発売です!さすがに遅い!正直忘れてた!…だがクオリティの異常な高さは相変わらず。
単行本化がロングスパンすぎて、それを投影する読者自身の興味・感覚がとっくに変化していることに気付かされる希有なマンガ。

 ウルトラヘヴン(3)
「君だって進化したくてここに来たんだろう?
君の望むものをあげよう…… 解脱をね」
 (byマスターズ)

薬物依存の主人公「カブ」が、ついに瞑想センターに行きハンドルネーム「ヘヴン」として共感覚トランスゾーン「ドローム」内へと身を投じる。果たしてカブの前に立ちはだかる上級者「マスターズ」達と、霊的進化を極めた超越者「生き神」とは!?

…1~2巻を読んでいないと上のあらすじもただの電波文にしか見えないだろうなぁ。こんなオカルトめいたSFをうまく科学的な説明をまじえて読者にわかりやすく提示するってんだから、構成能力は萩尾望都クラス。それでいて絵は大友克洋なんだから改めてスゲエ……。

しかしこの超巨大な脳内世界の渦に特撮ヒーローの雄、「ウルトラマン」がモチーフのひとつとして取り入れられていることにつくづく日本サブカルチャーがもつ歴史の偉大さを思い知らされる。1~2巻では人名やポンプの名称にウルトラ怪獣の名前が出てくる程度(※例:高級ポンプ=ペギラ、バーの店主=ネロンガ など)でしたが、今巻ではそのまんまカブの原体験にしてヒーロー像、すなわち「ウルトラヘヴン」がドローム内に登場。ウルトラヒーローに親しんだ世代にとっては「そうきたか」とニヤリとさせられるシーンがあって嬉しい。
サブカルってのはその世代ごとの魂に食い込んでいるかのように強固な共通認識なんだなあと実感する。それを苗床にして次の作品が生み出され、現在の世界最先端にして特定アジアから文化的脅威として認識される"HENTAI JAPAN"があるのだなぁ。

何にせよ、オタク先進国としてはこういう「天才肌で売れないジャンルを描いている作家」こそ大事にしていきたいものです。

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[ 2009/12/03 16:05 ] マンガ紹介 | TB(1) | CM(0)











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