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映画 『食人族3 ~食人族VSコマンドー~』 

「よかったのかホイホイ借りて来ちまって 
 俺は人肉だってかまわず食っちまうDVDなんだぜ」

 『食人族3~食人族VSコマンドー~
「死して屍、食らうものあり。」

「ところでこのDVDジャケットを見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく……フリーキーです。」

ジャケットとタイトルに惹かれてTSUTAYAで借りて来ちゃったんだけど、このままじゃおさまりがつかないんだよな。

え~、かなりバカでした。コマンドーの目的はジャングルで消息を絶った部隊の捜索と救出。現地の案内人を伴って食人族のテリトリーに向かうコマンドーたちが近代兵器を駆使して槍と吹き矢しかない民族に負けるという壮大な負け戦。

ま、食われるのは織り込み済みの作品なんでコマンドーが弱いのは仕方ないんだが、初代『食人族』と酷似したシーンが多数…というより初代の食われ役をいかに軍人に置き換えるか、という作業工程を経ただけの焼き直し作品といっていいだろう。
しかしまあ、無駄に下品なセリフを吐く軍人のステレオタイプな描き方はむしろ好感が持てるというか、俺は嫌いじゃないよ。自分で開けたビールを吐き出して「まるでヘビの小便だ」って吐き捨てるシーンなんか最高。

また偶然とはいえ日本のある有名人に似たキャストが登場することで、結果的にありえないグルーヴを発している部分は評価せねばなるまい。
案内役に付き従う現地人アシスタントがどう見ても小柄な貴乃花親方。こいつが上半身裸のデニムパンツ姿でねり歩くもんだから真面目に観ろっていうのが酷な話。設定上はカンが冴えるキャラらしく、案内人曰く「第六感が鋭い」とのことだったが「木の陰に何かいる気配がする…」とか注目させといてただの鳥だったり、挙げ句うっかり毒ヘビに噛まれて悶死するっていうのは一体どういう了見なんだろう。

オチを言って作品の価値が薄れる類の作品じゃないのでぶっちゃけますが、つまりは要救助者だけ助かって救助部隊は全滅というコマンドーにとっちゃハタ迷惑な話でした。ギリギリまで生き残った案内役はタッチの差でヘリコプターに乗り遅れ、食人族にとり囲まれたところでスタッフロール。ええええ!?
これは「あわよくば続編を」という監督のスケベ心か「現場放棄」のどちらかでしょうね。
あと上記のキャッチコピーを読み直して思い出した。昔は「EATEN ALIVE(生きたまま食われる)!」がマニフェストだったけど、今回は確かに全員トドメ刺してから(死んでから)食われてたなぁ。現代では踊り食いは表現上マズイのかもしれない。

この案内人を演じた俳優が前作でも死ぬ役で出ていたとかで、なんか微妙な空気になってます。すでにドキュメンタリー風味は皆無とはいえ同シリーズに別キャラとして出る以上、せめて梅宮辰夫を見習って眉くらい剃ってほしいものである。

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[ 2010/01/13 15:41 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(2)

つのだじろう 『蓮華伝説』 

その内容たるや「トラウマ級」と一部で名高い(らしい)、『うしろの百太郎』『恐怖新聞』で有名なつのだじろう先生によるオカルトセックスコミック『蓮華伝説』(上・下)をゲットしたのである!

蓮華伝説 蓮華伝説(上・下)
「すごいっ!! これは強烈だっ!
 この赤ん坊は生まれつき
 セックス・テクニックを知っているのかっ!?」
 (主人公 談)

「すごいっ!! これは強烈だっ!」はこっちのセリフです、先生。
いまでこそ世界一の二次元口リ文化、その隆盛を謳歌するHENTAIジャパンですが、さすがに受精卵から女児(SEXアニマル)を育てていくという設定はいかに80年代アニパロ・口リコンブーム真っ只中の時代背景にあってもおそらく相当特殊なポジション(1987年初版)。あとがきで作者が明かす「編集長が桜田門方面からたびたびお叱りを受けた」という逸話もむしろ当然。問題作といって差し支えない内容である。
のちに発生する宮崎勤事件(1988~1989年)で万が一この作品が犯人の部屋から発見されでもしていたらおそらくマスコミ・PTAによるマンガ表現弾圧はさらにエライことになっていたハズである。


■ ストーリー ■

パッとしない日々をおくるTVシナリオライターの夏目吾朗はあるとき「浮世絵(春画)」のイメージで夢精してしまうが目覚めるとペニスの先に付着していたものは精液ではなく、なんと生きた受精卵だった。得体の知れないオカルト組織に仕組まれた、その監視下にあるとも気付かずに夏目は興味本位からそれをブランデーグラスに移し、タレントの沖麗子(←なんて適当な名前…)とまぐわった和合液((愛液と精液の混合液))で受精卵を培養することになってしまう。

やがてブランデーグラスから誕生した女児は自ら「火処美(ほとみ)」と名乗って1日2発、夏目のミルク(笑)を飲んで急速に成長し美しい少女へと変貌していく。その一方で夏目は火処美の謎を解明するべく奔走、浮かび上がった性的教義を掲げる謎の教団「真言密教立川流」。次々と消される支援者・関係者たち!果たして火処美の正体は!? 立川流と浮世絵の関係は……!?



…なにそれこわい。
驚くので精一杯だった上巻の終盤以降、説明付けのため堰を切ったようにマンドラゴラだのエクトプラズムだの反魂だの、オカルティックな単語が並べられていくが、何より恐るべきは主人公のモラルハザード。

「あの子はペットだ!! どう育てようとおれの自由なはず…」


そうはいっても生まれたばかりの赤子にクンニしてみたり毎朝顔面騎乗するように命じてみたり毛が生えたら楽しいことをしようと約束してみたり、どこからどうみても立派な変質者と化した主人公。エロゲのやり過ぎです。

「やってやるんだ!! それがおれの大きな楽しみだったんだ!!」


下巻終盤、物語の終局に向かって急転直下のストーリー展開はさしもの主人公も状況に流されるのが精一杯。
…しかし!しかし最後にでっかく一花咲かせて読者を大笑いの渦に叩き込んでくれるあたり、同じオスとしてリスペクトせざるを得ない! 夏目吾朗よ、永遠(とわ)に…!

ま、大人になってオカルトにもアングラにも耐性が出来たうえで読んでるから「こりゃスゲー」で済むけど、間違って思春期あたりに読んだらその後の人生に変な影響を与えそうな作品。
もしこの内容をスピリチュアルブームのいま萌え絵でやったとしても薄っぺらくて読めたもんじゃないんだろうなぁ。どうやっても「抜けない」絵柄だからこそ普遍的にしてプライスレスな価値がある。


本作を入手するにあたってネットで古本市場をあさってみたがオリジナルは状態の悪い物や上下どちらかが欠品しているものが多く、上下セットではプレミアがついている。そこで今回は初めて「ブックオンデマンド」というものを利用してみた。これはネットで注文を受けてから必要部数のみを単行本として個別に印刷していくシステム。
どうしても一冊あたりの単価としては高くなってしまうものの出版元は在庫を抱えるリスクがなく、消費者は原稿データがある作品なら廃版になっている作品でも在庫切れナシでいつでも簡単に入手することができる。オリジナル単行本にこだわらないのであれば大いに使えるシステムだと思います。
ただし原稿をスキャンした画像データを元にしているとのことなのでトーンが多少潰れたり線もオリジナルより若干汚い。昔のマンガでよくあった原稿をコピーして使い回したコマ。あんな感じ。でもまあ普通に読むぶんには問題無いレベルだと思う。

今回の場合、2冊で2000円+送料。まぁ、手に入らない物を手に入れたと思えばそれほど高くはないと思うレベル。楽天ダウンロードなら上下各315円なので、どうしても手元に置いておきたいのでなければこっちで充分かと。

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[ 2010/01/09 11:12 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)











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