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あさりよしとお 『るくるく』  

完結してからの大人買い&一気読み、あさりよしとお『るくるく』、全10巻。

 るくるく(10)
「実は誰もが寄る辺ない事に気付きたくなくて
 それをごまかすために何かを成そうとするんだよ」
(作中より)

アニパロから映画批評ネタまで幅広い知識で異彩を放つあさりよしとおが、狙い澄ましたかのようにアフタヌーン誌で口リ系悪魔に居候される冴えない男子中学生の日常モノを連載しだしたときには「あさりもヤキがまわったな」と思ったが、甘かった。

一見萌えとギャグの皮をかぶってはいるが、海外では発表できそうにない宗教風刺マンガ。
そしてあの『ワッハマン』で読者を悶絶させた
「アイデンティティ・クライシス」描写も健在。

…この手のテーマは読後に妙な気分にさせられてソワソワするな。『ワッハマン』のラストはあまりのエグい展開に内容を覚えていないし積極的に読み返す気にもなれないが名作だと思っている。

今作は序盤こそ昭和ライフをベースにした伝統的かつシンプルな「押しかけ女房(女中?)系」設定の牧歌的なマンガだったが、終盤に向かってのエグい話の盛り上げ方と読者の突き落とすテクニックはもはやお家芸といっていい。

過去に「神と悪魔の戦いを描いたマンガ」は数限りなく描かれてきたが、これで終わりだ。いや、終わりでいい。『るくるく』は、

たった10巻で『デビルマン』を過去にし、
『バスタード!』をにした。


あ、いや内容はさておき作品のポジショニングが伊藤(仮)のツボだったって話です。

遠藤浩輝の『EDEN』は神の不在がオーバーテクノロジーで補われるというSF風味の宗教マンガだったが、『るくるく』は価値観同士の対立を「天使と悪魔」に任せ、しかも人間(日本人)は蚊帳の外というタチの悪さが最高なのである。

アメリカを擬人化した空爆キ○ガイの少女や怪しげな本尊に生贄の山羊を捧げる「梵堤寺(ボンテージ)」の和尚、南米で肉体派仏教の極意を会得しエンドルフィンで修行ハイになってる仏教僧など、登場キャラは無差別級の何でもアリ。

昨今ここまで痛快に宗教を風刺した作品があっただろうか?いやない。そーかそーか。


それにしてもあさありよしとおはコマ割り・背景・演出、どれをとっても最小限で最大の効果をあげるのが上手いな。
その腕前で同人でもデジタル配信でもいいから未完の「宇宙家族カールビンソン」を完結させてくれ…。
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[ 2010/02/21 12:14 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

志村貴子 『青い花』 

オーラル学園体育用具室の地縛霊こと喰川晃司推薦図書、志村貴子『青い花』を大人買い。

 『青い花(1-4巻 最新巻)
「友達が自分のこと好きかもしれなかったらどうする?」

表紙の水彩イラストが美しいこのマンガ、伊藤(仮)が初めて購入した百合マンガかもしれない。先に観たアニメ版はだいたい3巻くらいまでの内容で終わりだったんで、続きが気になって結局マンガ版に手を出した次第。

なんか…いいよな、こういうのも。男女の恋愛モノも名作は面白いけど、なんかナマナマしいんだよね。いつでもドロドロした方向に転がり出しそうな気配に満ちているというか。そしてうっかりすると読後に自分の青春と比較しちゃうしorz

そう、時代はBLと百合よ。もう金を払って考えさせられたり不安になったり辛い気分を味わうシーズンは過ぎ去り、自分自身を棚に上げてファンタジーとしての恋愛模様を覗き見てニヤニヤするのがいいんです。ウフフ。

しかしこの類の女性作家の絵は全体に淡くて読みやすいですな。「最低限の線+アルファ」程度の情報量ながら画面の白さを効果的に使っていて、作風に非常にマッチしている印象。

それはさておき伊藤(仮)は「あーちゃん派」です。いつなんどきでも緩衝材として機能する「天然愛されキャラ」ですわな。いたってノーマルなあーちゃんが今後どのようにふみちゃんの毒牙にかかるのか、それを思うと夜も眠れない(;´Д`)ハァハァ

いや、若くして従姉妹の毒牙にかかって道を誤ったふみちゃんも「控えめノッポ少女(眼鏡有)」として非常にポイント高いですよ、ええ。ことさらに嗜虐心を煽るキャラでありながら、同時にこちらの被虐心も満足させ得るスペックをもった希有な存在。同じクラスにいたら思わず意地悪したくなるというかイジメたくなるというか嫌ってもらうことで俺を永遠に記憶に留めて欲しくなるというか、嗚呼。こういった感情は喰川さんをはじめとしてオーラル学園メンバー一同大いに共感する処であります。

ああ、ふみちゃんに「…大っ嫌い…。」とか言われてみたい。勿論アニメ版のあの「声優っぽくない声」で夜露詩句。

閑話休題。
単行本描き下ろしのショートストーリーも含めると藤が谷は伝統的に百合が豊作だなあ。
マンガ版は4巻でいい感じのニューカマーが登場し、今後の展開が楽しみでたまらん。天然で地雷踏みまくる元気キャラの「大野」とふみちゃん級のおっとり巨女「上田さん」。この二人が今後どう絡んでいくのか、このワクワク感を鳩山総理の施政方針演説にならって名文の引用で伝えたい(声は銀河万丈で)。


第11話 逆襲

百年戦争とリド、素体、キリコ、ウド、パーフェクトソルジャー。
縺れた糸を縫って、神の手になる運命のシャトルが飛び交う。
アストラギウス銀河に織りなされる、神の企んだ紋様は何。
巨大なタピスタリーに描かれた壮大なるドラマ。
その時、キリコは叫んだ。
「ふみちゃんはすぐ泣くんだから」と。

次回 装甲騎兵 青い花
 「絆」

いよいよキャスティング完了。


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[ 2010/02/05 21:31 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)











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