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山口貴由 『シグルイ』 

ついに山口貴由『シグルイ』が完結!

 『シグルイ(15)
「斬りたいから斬りにいく それだけだ」

因縁の決着をもって終劇とするのは正当かもしれないが、急転直下といってもいい終わり方ではありますまいか。前巻で新たに登場した御前試合参加剣士について触れずに終わってしまったのがいささか消化不良を感じさせる内容。
御前試合の順番によっては他の剣士たちの試合も描かれたのではないかと思ってしまうが、そこは「原作付き作品」としての限界か。イチ読者としてはちょっと勿体なかった。

しかし藤木vs伊良子の決着と結末は"武士道は死狂い也"という美学を貫き、いかにも『シグルイ』らしい終わり方である。
ことに文学作品のような必然を感じさせた最後のシーンは、この作品が掲げた「死狂い」というマニフェストにいささかもブレが無かったという証明であろう。

『バガボンド』の作者・井上雄彦も自分が描いてきたキャラが次々と死ぬ「吉岡衆70人斬り」のシーンを描いて相当消耗したと言われているが、おそらく山口貴由もこの作品には相当な覚悟をもって臨んだことだろう。


全体としてはやはり岩本虎眼・虎眼流の兄弟子たちをはじめ、舟木兄弟・屈木頑之助などの超個性的キャラや特徴的な「シグルイ節」とでもいうべき語り口を数多く世に送り出したことが最大の功績。なんでこんなに惹きつけられるのか…と思うぐらいキャラが立ちまくってて面白かった。キャラの濃さで今後これを超える作品が出現するまでにはかなりの時間を要するだろう。

山口貴由がチャンピオンREDにて新たに開始する新連載『エクゾスカル零』にも注目したい。

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[ 2010/11/04 15:27 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)











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