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呪みちる 『ライオンの首 呪みちる作品集 1996-2012』 

雑誌での単発掲載が多いせいか、なかなか単行本化しにくいホラージャンル。鬼才・呪みちる久しぶりの単行本となる作品集『ライオンの首』が発売され…ていたが気付かずにスルー。

すぐに完売してプレミア価格がついていたが、このたび増刷(※TRASH-UP!!専用ページへ)が決定し、めでたく正規価格でゲット!2013年12月末までの取扱いらしいのでファンは早めに注文すべし!

lion_head_noroimichiru 
【収録作品】
千年百足
ライオンの首
鬼貫きの針
山犬塚
富士樹海村
子どもたちが屠殺ごっこをした話
いぬつげの男
ブラックデビル
噛む人魂
ドリーム・マシーン
死の影
ホラーバブルの人たち
ひき子さん
ザ・キャッチャー
アフロ幽霊
オフィスビルの大蛇
人喰いの女
赤い車
子取り沼の宇宙虫
死なないで
炭焼き又六
赤いマント
白い少女
エレノイド・ミッシェル(※一部のみ)


1996-2012という発表時期のズレと雑誌のカラーによって絵柄や作風にはずいぶん幅があるが、雑誌単位で追いかけていなかった自分としては過去の発表作品が一気に読めてありがたかった。

また巻末の解説(かなり短いが)では「雑誌の傾向」に合わせた作品づくりの跡が見られて興味深い。
収録作「ホラーバブルの人たち」はホラーブームだった1990年代に売れないマンガ家のN子が編集者にホラー漫画を描かされて恐怖体験をする…というほぼ実体験らしきネタを披露。
ラブコメ作品より評判が良くズルズルとホラー作家に・・・というあたりがナマナマしくて微笑ましい。


しかし呪みちるって男性だったんだなぁ。Google画像検索して初めて知った。あの女性キャラ独特の色気はそういうことだったのか…。せっかくだからたまにはホラーを飛び出して百合ラブコメ作品でもやってくれないだろーか。


さてこの作品集『ライオンの首』だが、怪談・都市伝説・ギャグなどなかなか雑多なラインナップ。
なかには謎めかして終わる新鮮味のないオチ(※これはホラー漫画全般にいえる定型の〆パターンだが)もあるが、風間丈シリーズの「ドリーム・マシーン」や獅子塚が登場する倒錯劇「人喰いの女」あたりは呪みちるテイストが効いていて面白かった。

あとホラーというより怪奇譚・説話といった趣だが短編として完成度が高かったのは「炭焼き又六」。コンパクトにムダなくまとめた構成は見事で、シンプルな話だがちょっと丸尾末広を思わせる余韻も好き。

しかし相変わらず女性キャラが可愛い。リアル絵とマンガ絵の絶妙なバランスになっているので、結構アニメとかゲームのキャラデザ向きだと思うのだが、いかに。

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[ 2013/12/15 19:12 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)











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