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アレクサンドル・アジャ 『ハイテンション』 

最近フレンチホラーづいている勢いで、比較的有名な作品『ハイテンション』を鑑賞。

 『ハイテンション 【DVD】

ボーイッシュな風貌の女子大生マリーは勉強に集中するためド田舎にある友人アレックスの実家にお邪魔するが、夜中にその家を訪ねてきた不審な男がアレックスの家族を次々に虐殺していく。殺人鬼から身を隠しながらマリーは囚われたアレックスの救出を試みるが・・・・・・

ド田舎で近所も空き家ばかりという隔離された環境で繰り広げられるサバイバルホラー、かと思いきや一筋縄ではいかないサイコホラー(ミステリー?)だった。

映画批評サイトでは高評価と低評価が入り交じる作品。

※以下ネタバレ含む
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[ 2015/06/28 11:46 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)

入江亜季 『乱と灰色の世界(7)』 

女流マンガ的表現のルネッサンスを牽引する作家、入江亜季の最新単行本『乱と灰色の世界』7巻がリリースされたので僭越ながら感想を。


乱と灰色の世界(7巻) [ 入江亜季 ]楽天ブックス)』


マンガは単行本派なので連載誌をチェックしていなかったが、7巻にしてまさかの最終巻。エンターブレイン系のマンガにはよくあることだがページ配分を無視した詰め込み過ぎの単行本で通常の1.5倍はあろうかという厚さ。
厚みと重量のせいでかなり読みづらくなってしまっており、単行本を並べて飾る際も厚さが違いすぎてアンバランス…。作品内容とは関係ない部分でユーザビリティ(っていうのか?)が低下するのはちょっと残念でもある。

さて内容。
心地よい入江亜季ワールドに7年間(!)も浸らせてもらったので文句はない。確かにキャラクターの魅力と感性だけを頼りにしすぎた隙だらけの物語ではあるのだが、「乱の成長」に焦点を絞って終わらせなければ収拾はつかなかっただろう。

というのも他の読者もお気付きの通り、骸虫との戦いが佳境を迎えてからというもの魅力的過ぎる脇役がドンドン出てきて大変なことになりつつあった。90年代風にいえばいわゆる「ゴチャキャラ」というやつだ。

群像劇というほど人物の相互関係を重要視せず、設定はほどほどに「キャラの面白さ(可愛さ)」ありきで物語にドンドン登場人物を増やしていくスタイル。
後付け設定といえばそれまでだが、不思議なことに「勝手に動くほど魅力的なキャラ」を配置すると思わぬところで物語が転がったりキャラ同士がリンクしたりとアドリブ舞台のような躍動感を見せる場合がある。

入江亜紀は何となくそれが出来てしまう作家だ。おそらく入江亜紀の真骨頂はそこにある。このアドリブ感覚とライヴ感は天性のものと言うほかない。
そういう意味ではまだまだ拡張の余地を残したまま終わった作品で、読者にとっては読み足りなさを感じる部分も各自あるだろうが(※もっとたま緒や月光院仁央のエピソードを!)、「乱の成長」以外にこの物語の句読点をつけるタイミングは無かったのかもしれない。まあいずれ作者の気が向いてスピンオフを描いてくれることがあれば幸いといったところか。


入江亜紀は短編も読ませる作家なので、描きたいネタはまだまだ持っていそう。次回作にも期待したい。
[ 2015/06/22 11:39 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

軽トレッキングシューズの反り返り防止 

壊れてこそいないもののソールが減ってもはや山用シューズとして寿命を迎えつつある『NewBalance MT703XG』(MT703GHと同型)。

ものすごく今さらなのだが、何気なくシューレースの結び方を工夫してみたらこれまで感じていた不具合が改善された。
悔しいので記事のネタにする。


昨今ずいぶん多様化してきたこの手のランニングシューズに近い超軽量トレッキングシューズ。圧倒的な軽さは確かに強みなのだが、ソール・アッパーともに柔らかいものがほとんど。

その弱点として個人的に気になっていたのが、下り坂などで足首のフィット感を高めるためにシューレースをきつく締めあげるとつま先まで引っ張られて反り返るように変形してしまうこと。

靴の先端が反り返ると多少躓きにくくはなるメリットもあるにはあるかもしれないが、アッパーの屈曲部が足の指に干渉して不快感を招いていた。皮が剥けたりするほどではないが、これを続けると足の指にタコができる。

一緒に引っ張られないよう靴紐を二本用意して「つま先部分用」と「足の甲から足首用」に分けることも考えてみたが、その前に中ほどで靴紐を逆に通してみようと考えた結果がドンピシャだった。

mt703gh_shoelace

左足が普通の通し方で、右足が一部ヒネってみた通し方。こうすることで先端側に緩みを遺したまま足首をガッチリ締めることが可能になった。なぜ今までこのやり方に気付かなかったんだ・・・

というわけでトレランシューズや軽トレッキング・ハイキングシューズでシューレースによるつま先の反り返りに悩んでいる人は一度紐の通し方を工夫してみることをおすすめする。



[ 2015/06/12 23:30 ] 番外企画 | TB(0) | CM(0)

フロンティア 

2007年のフランス・スイス共同製作ホラー『FRONTIER(S)』を視聴。

 『フロンティアHMV ONLINE R2)』


これまで見たフレンチホラーがあまりに酷い(褒め言葉)内容だったので、それに比べると別カテゴリーともいえる古典的スプラッタ作品。旅人が立ち寄った田舎のホテルは実は狂った家族が待ち構える罠で・・・という定番のアレだ。そのテンプレにフランス移民の暴動や極右政党の台頭など、ヨーロッパのご当地問題を盛り込んだのが本作。以下ネタバレ注意。


主人公御一行様は移民で極右政権が誕生すれば肩身が狭い思いをする側の5人組。ただし暴動のドサクサでしっかり強盗を働き、しかも逃走中に警官を数名ハジいているので出自に関わらずズバリ犯罪者。女主人公のヤスミンは強盗の主犯の子を妊娠しており、兄は強盗からの逃走中に撃たれて死亡。残った4人はゲットした金を持って国境へと向かうが・・・


「FRONTIER(フロンティア)」には「国境・辺境・未踏領域・最前線」といった意味があるが、わざわざタイトルが複数形を意識させる表記になっていることから色々な意味を持たせているのだろう。

しかしこの作品、ちゃんとしたスプラッタ・サスペンスなのだがどういうわけかカラッとしている。フレンチホラーというと血に浸した掛け布団で視聴者を押し潰すような重たい狂気のイメージだが、本作のゴア表現は肉屋のそれであって怨念に基づくものではないからかも?

問題の「宿屋」を経営するファミリーが濃いキャラ揃いでユニーク。特にパパと呼ばれるファミリー内で絶大な強権を振るう老人は純血主義のナチ残党で、彼らは旅人を殺害して(儀式か習慣かは不明だが)食人を行なうナチ風味のソニー・ビーン家。しかしこのファミリーが相当屈折したもので、前時代的といえるほど徹底された家長制度を土台にしたコミュニティ。
民族純血主義を謳いながら一方では外部の血を取り入れることに積極的で、最終的に一家と接点のない子を孕んだヤスミンを家族に迎えようとする。

「パパ」から数えて曾孫世代に遺伝子劣化(?)の兆候を匂わせる描写があることから、もしかするとナチスの優生学以前から近親交配してきた家系なのかも。これは妊娠可能な母体と次世代の種もしくは腹を確保したということか??

だとすると三男坊の「若すぎる嫁(エヴァ)」も実際は養子ではなく「パパ」の血族か。そうでなければ血の距離においてヤスミンと変わらず、ヤスミンが新しい血として迎え入れられる理由がない──とか思ったら公式サイトで「拾われた子」とか書かれてるし。しかも一番マトモに見えたのに精神病者設定らしい。
まあ未成年に見えるエヴァが「近親交配の結果であり道具」って設定が丸出しだとさすがにマズイから察してくれというフェイク公式情報かもしれん。視聴者がそこまで忖度して裏読みする義理はないが、そうしないとヤスミン嫁入り展開が破綻する。

うーん、ヨーロッパには「ナチは論理破綻したモンスターとして描いてOK」として説明放棄が許される便利なルールでもあるのか。ミステリーでもトリックのオチを「中国人だから可能」で済ませるのは禁じ手だというのに。まあいい。



スプラッタと脱出劇のベースにしてはいるものの、根底にあるのは「コミュニティ(と帰属意識)」の問題だろう。しかし移民設定も妊娠設定もナチス設定も活用が中途半端で、食材ではなくドレッシング程度にしか扱えていない印象。そのへんの甘さに目をつぶればまあまあ楽しめる作品だ。
[ 2015/06/08 11:56 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)











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