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あさりよしとお 『ワッハマン』 

巨大な規模のストーリーのわりに作品自体はあまり一般に浸透していないような気がするあさりよしとお『ワッハマン』を振り返ってみる。


「わっはっは」

笑い声がネーミングの由来という、安易極まりないヒーローワッハマン
新世紀エヴァンゲリオンで何体かの使徒をデザインし、現在はアフタヌーンで『るくるく』を連載しているので知ってる人も多いと思いますが、いまひとつドカンとヒットしない作家(笑)

少年キャプテンに連載していた名作『宇宙家族カールビンソン』を読めば一目瞭然ですが、鋭い批評眼を持ち合わせた古いタイプの「おたく」といってもいいと思います。他にも『まんがサイエンス』など、ウンチクを語らせたら止まらない。
特にカールビンソンでは映画監督についての風刺など、少年誌とは思えぬマニアックな小ネタのオンパレード。しかしそれ自体も持ち味なので普通にギャグマンガとしても読めるのが楽しい作品でした。

脱線しました。問題の『ワッハマン』ですが、メインストーリーはオリハルコン製の肉体を持った不死の戦士ワッハマンが現代に甦り、宿敵との決着をつけるべく巨悪に挑む・・・といったシリアスな内容ながら、本人は記憶が曖昧でいつも浮浪者同然のトボケた行動で周囲を引っかき回すドタバタ・コメディでもあります。
かなり矛盾してますが、実際そういう話です。

しかしながら、毎回毎回のショートストーリーは完成させつつ、全体のシリアスな流れを加速度的に収束させていく終盤の手際は見事というほかない。思わぬ伏線と意外な展開で『うしおととら』級に主人公をイジメ抜くサディストぶりを発揮する作者・・・。正直言って、あんまりです。

とはいえ、ここまで徹底的にギャグとシリアスの温度差を利用したドラマ性はなかなかお目にかかれるものじゃないと思います。

(※ちなみに巻末の作者近影でエクトプラズムと称してダッチワイフを口から吐き出している写真はこれまた秀逸です。)
[ 2008/06/19 16:57 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

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