話がなかなか見えてこず、完結までレビューを保留していた作品をついにピックアップ。
遠藤浩輝の
『EDEN』(全18巻)です。
EDEN(18)
7&Y「新しい宇宙の『神』に選ばれた気分はどうだね?」(作中より)
長かった・・・。月刊誌で実に11年を経てついに完結!最終巻を読んでやっと
「はあ、そういう話だったのか」と思った次第。
しかしそれだけ長い期間があっただけに、物語が当初とは違う落とし所に落ち着いてしまったような感じもあります。少なくとも、序盤の電子戦(?)を含めた未来感あふれる戦闘シーンで読者が期待した話とはズレてる気がする。
とはいうものの、連載中の11年間、世界は激変しました。
同時多発テロ、温暖化、エヴァンゲリオン。思うにこの3つが現代という時代のリアリティを表面化させてしまったんじゃないかと思います。国家・地球・個人、どのレベルでもヒステリックな緊張感をはらみ、危うい均衡の上にあると意識せざるを得ない時代に入ってしまいました。
そう思うと当初の想定を超えた着地点を模索しなければならなかったのも必然というものか。
そういうわけで内容を説明するのは難しいけど以下軽いあらすじ。
人体を硬質化させ死に至らしめるクロージャー・ウイルスの大発生により世界人口が減少した未来、
未曾有の危機に際し世界の統一を目指す「原父連邦」とそれに対抗する組織「ノマド」。
生まれながらにウイルス抗体を持ち、危機を生き残ったエンノイアとハナの間に生まれた長男エリヤは原父連邦から逃れる道すがら、ある少年の遺体から謎のディスクを発見する・・・。これでだいたい合ってると思うが・・・ってこりゃホントに話の入り口も入り口、導入部分。
設定は凝っているので設定マニアにはウンチク多くてお勧めできます。
しかし
理系で大マジな本筋とは別に、物語内部の個々のドラマが光る!本作の魅力はむしろそっち。登場人物の背負うバックボーンや、彼らの行動がもたらす結果は様々なドラマに満ちている。硬質なアクションシーンも個人的にけっこう好み。
なかなかシビアなストーリーですが、骨太な近未来アクションドラマをお望みならコレです。

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お邪魔します。
漫画レビュー毎回クソッ楽しみにしております。某共同お絵描き掲示板のしゃいけです。
「その漫画気になってた」という気持ちを汲んでもらったような作品選び、なおかつジャンルを問わない多彩さ(アレとかコレとか多彩すぎますw)、そして「結局どのへんがおもしろいのか」を的確にレビューされていて、思わず読んでみようかなと興味が湧いてくるんです。毎回。
そしてEDEN!僕も読みました。主要キャラっぽいのがあっさりさっくり死んじゃうのが衝撃的だったこの漫画も終わったんですね、、。
これで心置きなく全巻一気読みできそうです(途中忘れてるw)
では今後もレビュー期待しております。
あ、僕のオススメ漫画は「かっこいいスキヤキ」です。
しゃいけ様、コメントありがとうございます。
そのときどきでレビューの神が降臨したりしなかったりと出来不出来の波が激しい旧校舎ですが、そういって頂けると励みになります。ありがたや。
それにつけても『EDEN』、ホント長かったですね。改めて「11年」という時間を考えると、読者は作者の人生に付き合わされているようなもの。
11年あれば破綻する人間関係も崩壊する男女関係もありますが、自分と『EDEN』との付き合いはなんとか蜜月のままゴールにたどりつくことができました(笑)
それはさておき、『かっこいいスキヤキ』!この作品は知りませんでしたがググって表紙を見た瞬間、山岡士郎言うところの
「こりゃ匂うよ匂うよ、こういう店は旨いんじゃないの?」
ってやつで。これは買うしかありません!中身は見当もつきませんけど(笑)
いい情報、ありがとうございます♪
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