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西尾維新 『クビキリサイクル』 

久しぶりに旧校舎文芸部室の更新。
先日、ゴールデン・ノイズと共に「隣町のユニクロが閉店した」というウワサを確かめに行きました(ガセ)。手ブラで帰るのもなんなんで寄り道したブックオフにてGETした西尾維新クビキリサイクルです。

「えっちぃことしようぜ」(作中より)

・・・いや、あの・・・。そういうの期待してたんじゃないんだよね。ほっ、本当ですってば!
信じてくれるって信じてる。
このセリフは序盤でのヒロインのセリフなわけだが・・・。正直ここらへん読んでるときには「やっちまったか?」と思った。というのも本書を手に取ったのも過去に雑誌『コミッカーズ』か何かでこのイラストレーターへのインタビュー記事を読んだからってだけだったんで。
一瞬「やっぱりホリエモンの本(※100円コーナー)を買うべきだったか?」という考えが頭をよぎったことを告白しておこう。ちなみに主人公は据え膳を固辞。超ヘタレボーイにしてチキン野郎です♪

100億稼ぐ仕事術 (SB文庫)

まあホリエモンの所在はさておき、本書『クビキリサイクル』ですな。閉鎖型のミステリーなんだけど「アンタ最初から読者に謎を解かせる気ないだろ」という、なんつーか性格悪い作品でした(笑)
もともとミステリーはあんまり読まないってこともありますが、しかし事前に作風を知っていれば「この作家は一筋縄ではいかない」とか「このくだりは引っかけだな?」とかある程度予測もつくってモンです。西尾維新作品も初見では面食らうこと必至。・・・この何でもアリ感は最近の風潮なんだろうか?

・・・もしかしたら今となっては伊藤(仮)の脳味噌が融通きかないだけかもしれない。この作品を読んでて障害になってくるのは常識です。何をもって正統派のミステリーとするかというカテゴライズ自体がもう古い感覚なのかもしれませんが、ほとんどの登場人物が常人ではないあたりが作中で常識が競り負ける要因だと思います。

森博嗣『すべてがFになる』でも感じたことですが、工学っていうんですか?極めてコンピュータ寄りな論理がまかり通る超理系小説。あれも理解を超えているという意味で伊藤(仮)の中ではすでにファンタジー。モロ文系の伊藤(仮)にとっては感覚的にとても常人の思考とは思えません。
常人感覚でのミステリーが行き詰まったからこそこういう作品が台頭してきたんだと思いますが、文系を自負する人は登場人物の、ひいては作者の「奇想天外ぶり」を楽しむことに徹するのが正解だと思います。

殺人のトリック自体は非常に単純なので謎解きとしては難解ではないんですが、登場人物たちに引っかき回されることが主目的のようなミステリーです。本作の主人公ではないですが、天然ぎみの女の子に振り回されてゾクゾクするようなマゾヒストには超オススメ。

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[ 2008/08/30 11:07 ] 旧校舎 文芸部室 | TB(0) | CM(0)

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