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タイム涼介 『あしたの弱音』 

エンターブレインの選球眼と装丁には一目置くが単行本の値段が高くていけねえや。定価[760円+税]。でも自ら敷居を高くしているその姿勢も嫌いじゃない。そこらの週刊焼き増し萌えマンガ読むよりゃはるかに上等だぜ。
ギャグマンガにポエムを持ち込んだ鬼才、タイム涼介が描く『あしたの弱音』

 あしたの弱音
「俺たちの興味 髪型 女性器 そして死
 俺たちの恐怖 でかいモザイク 受験 そして死」
(作中より)

4ページ(のちに8ページ化)のドタバタギャグ漫画として連載をスタートしておきながら途中から青春ドラマ路線にがぶり寄った結果、単行本では前半のドタバタ部分(31話分)が「ダイジェスト」として省略されてしまったという特殊な経歴を持つ非業の作品。やはり編集サイドから見てもタイム涼介の真骨頂は「ドタバタ」よりも「ドラマ性」にあると証明された、そんな象徴的な位置付け。

昨今マンガ制作側の不遇な環境が暴露されたり公然と雑誌を批判したりとギョーカイは荒れてるようですが、本作も「単行本化はしないけど描いてね」と連載当初から言い渡されていたというから深刻です。
ということは収入は原稿料だけですよ。
月刊誌で、仮にページ1万円としても4ページ・・・!?ひでえ。もはや確実に「連載=単行本化」ってのはジャンプみたいな大手だけなんでしょうか。何はともあれ『あしたの弱音』は単行本化にこぎ着けて良かった。

主人公は学校の屋上で自給自足して生きる中学生、駄目元弱音。ウナギのように掴み所のない人生・青春の何たるかを追い求め、無い知恵は絞らずにノーガードで生きていく。その姿!そう、それは読者にとっての青春のロールプレイ!

「共感」だとか「代弁者」だとか、言葉にしてしまうと途端に陳腐化するのは混じりっけナシ、一切の虚飾を排した「真実」であるからに他ならない。社会に出てからも死に損なった青春のゾンビに取り憑かれて生きる、全ての元・少年少女へ自信を持ってオススメできる良作である!
「俺には理想がねえからよ
 身に降りかかった現実が みんな輝いて見えら」
(作中より)

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[ 2009/05/15 22:06 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

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