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鬼頭莫宏 『殻都市の夢』 

『なるたる』とか『ぼくらの』の作者と言ったほうがわかりやすいですかね?アフタヌーンやらIKKIで活躍中の(読者層は推して知るべし)鬼頭莫宏の短編集、『殻都市の夢』

 「殻都市の夢
「くり返し見てきた人の行為のマネゴト してみたい」(作中より)

「外殻都市」という街を舞台にした奇妙な愛を描く短編集。碗を逆さにしたの構造の都市を上へ上へと積み重ねて形成され発展しながら、老朽化した下層から順に崩落していく自己矛盾を孕んだ仮想都市は登場人物たちの歪みの象徴…とかそれっぽい事を書いてみる。

しかしね、この作家の作品を初めて買った印象は「作者ロリコンだろ」です。まあアフタヌーン誌は死ぬほど純粋な作者と読者のキャッチボールがなされる粘っこい雑誌ですからある程度は作家性を予測できたはずなんですが、この短編集の掲載誌が「マンガ・エロティクスF」だったところまでは気付かんだ。

え~、表紙右側の横顔アップな人と左の青いジャケットの人は各話共通で登場するだけの狂言回しで、主人公という役どころは空席。各話に登場する男は女性に対して虚ろで歪んだ愛情を抱くわけですが、登場人物の愛情の形よりもむしろ作者が何の迷いもなく低年齢の少女を性愛の対象に据えるあたりにより深い歪みを感じるわけです。

この手の都市型ファンタジーは無味乾燥な世界観と人間ドラマのコントラストが物語を引き立たせるわけで。そうすると純潔の象徴として少女を配置するのは正解なんだろうけど、呼吸をするように少女を××する登場人物たちに違和感を禁じ得ない。いかん、フィクションたるファンタジーに現実の倫理観を持ち込んでは日本ユニ○フ協会のようではないか。前言撤回、スゲーピュアな愛情の物語です。

おそらく作者の空想では「大人の女が不在である」ということがひとつの理想郷の形態なんだろうなぁ…。
[ 2009/09/11 22:17 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

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