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小池桂一 『ウルトラヘヴン』 第三巻 

記念すべき旧校舎マンガレビュー100件目はフランスBDの巨匠メビウスも絶賛する鬼才・小池桂一『ウルトラヘヴン』待望の第3巻!
実に4年半ぶりとなる続巻の発売です!さすがに遅い!正直忘れてた!…だがクオリティの異常な高さは相変わらず。
単行本化がロングスパンすぎて、それを投影する読者自身の興味・感覚がとっくに変化していることに気付かされる希有なマンガ。

 ウルトラヘヴン(3)
「君だって進化したくてここに来たんだろう?
君の望むものをあげよう…… 解脱をね」
 (byマスターズ)

薬物依存の主人公「カブ」が、ついに瞑想センターに行きハンドルネーム「ヘヴン」として共感覚トランスゾーン「ドローム」内へと身を投じる。果たしてカブの前に立ちはだかる上級者「マスターズ」達と、霊的進化を極めた超越者「生き神」とは!?

…1~2巻を読んでいないと上のあらすじもただの電波文にしか見えないだろうなぁ。こんなオカルトめいたSFをうまく科学的な説明をまじえて読者にわかりやすく提示するってんだから、構成能力は萩尾望都クラス。それでいて絵は大友克洋なんだから改めてスゲエ……。

しかしこの超巨大な脳内世界の渦に特撮ヒーローの雄、「ウルトラマン」がモチーフのひとつとして取り入れられていることにつくづく日本サブカルチャーがもつ歴史の偉大さを思い知らされる。1~2巻では人名やポンプの名称にウルトラ怪獣の名前が出てくる程度(※例:高級ポンプ=ペギラ、バーの店主=ネロンガ など)でしたが、今巻ではそのまんまカブの原体験にしてヒーロー像、すなわち「ウルトラヘヴン」がドローム内に登場。ウルトラヒーローに親しんだ世代にとっては「そうきたか」とニヤリとさせられるシーンがあって嬉しい。
サブカルってのはその世代ごとの魂に食い込んでいるかのように強固な共通認識なんだなあと実感する。それを苗床にして次の作品が生み出され、現在の世界最先端にして特定アジアから文化的脅威として認識される"HENTAI JAPAN"があるのだなぁ。

何にせよ、オタク先進国としてはこういう「天才肌で売れないジャンルを描いている作家」こそ大事にしていきたいものです。

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[ 2009/12/03 16:05 ] マンガ紹介 | TB(1) | CM(0)

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■■小池桂一 『かたじけない』復刻!■■

現在コミックビーム誌上で"ペーパードラッグ漫画"といわれる『ウルトラヘヴン』を連載中の小池桂一。その過去作品の中でもっとも入手が困難とされる『かたじけない』がいつのまにか...
[2010/05/19 21:03] URL 最新激安通販in楽天市場











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