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リトル・ミス・サンシャイン 

たまにはハートウォーミングなホームドラマムービーでも観ようかな、と思ってTSUTAYAの「アカデミー賞を楽しもう」コーナーにあった本作をレンタルしてきた。ジャンル分類は「ヒューマン」になっているがR指定。

 『リトル・ミス・サンシャイン

美少女コンテストに出場することになった「我が家のぽっちゃりガール」を連れカリフォルニアの会場まで一家総出で向かうファミリー・ロードムービーの皮を被ったパンク映画

バラバラだった家族がカリフォルニアまでの道中で歩み寄り、家族の絆を取り戻す…的な期待は見事に裏切られた。
いくらでもハートウォームな方向に手を伸ばせるシーンが用意されている映画にも関わらず、その機会をことごとくスルーしまくるのは制作者にその気がないからとしか思えない。


父親は「勝ち組」になるための自己啓発を生業とするうさんくさい負け組のヤマ師
母親は夫の能力を疑問視し料理は手抜きするスモーカー
祖父はWW2帰還兵にしてヘロイン中毒の色キチガイ
叔父は男に振られて自殺未遂したフランス文学研究者のゲイ
長男は空軍志願で筋トレと無言行を実践中で友達ゼロ
妹はミスコンテストに憧れるメタボリックガール


母親は比較的マトモだが、アメリカの病巣をブチ込んだような家族構成。
長旅をバスで移動しながらケンカで空中分解しそうになったりトラブルで協力しあったりするが…。
微妙なお年頃(15才)である長男の「何もかも大ッ嫌いだァ~ッ!」という青臭い認識を全肯定するようにファッキン権威主義!屁でもぶっかけてやるぜ!ってな具合で大暴れして終了。
最後にそれっぽいナレーションでも入れば何かしら主張めいた印象を捏造できそうなものだが、そういう誤魔化しは一切ナシ。結果的にはやりたい放題やって「さあ帰るか」でカットアウト&スタッフロール。えええええ。

洋画は現地(アメリカ)の宗教背景や生活文化を把握していないと外国人たる我々にとって理解できない場合がある。
本作も現代アメリカの生の空気を知る人間からすればもっと違う感想を抱くのかも知れないし、あくまで個人の感想なので異論はあると思うが俺にとってはこんな感じだった。

ショウビズ化された醜悪な美少女コンテストを狂った権威の象徴とし、劇場型の理想と自由と現実でがんじがらめになったアメリカをぶった切る。風刺的でありながら主張と心中しそうなアナーキーさを感じさせる作品。


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[ 2011/03/17 16:46 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)

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