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映画『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』  

 何を観るかは決めずに映画館へ足を運び、その場の気分で『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』を観てきた。

 『シビル・ウォー 【MARVELCorner】 [ マーク・ミラー ](コミック版)』

 アメコミは好きだが翻訳は遅いし高いしで追いかけておらず、近年はアートと設定をチラ見して楽しむ程度。実写映画のMARVELシリーズもあまり観ていない。それでも誰でも知っている有名ヒーローが殴りあうアクションは大迫力で、MARVELの予備知識ナシでもそれなりに充分楽しめる作品だった。

 ストーリーは民間人を巻き添えにして多数の犠牲者を出したヒーロー活動をきっかけとして活動への監視と制限を設ける「超人登録法」が導入され、その是非を巡って賛成派と反対派に分断されたヒーロー達が派閥同士で争う「シビル・ウォー(内戦)」に突入するというもの。
 活動への政治介入に否定的なキャプテン・アメリカと、責任と秩序を重んじるアイアンマンの対立。また同法成立のきっかけとなったテロ事件にはキャップの旧友であるバッキーの関与があり、問題は私情を挟んでさらに複雑な方向へ。


 南北戦争と911テロ以降のアメリカを意識した題材とのことだが、いかにもアメリカらしい「正しさ」同士の衝突といった印象。双方の主張に一定の正当性はありつつも妥協点は存在しない、アメリカ流の正義。そこに正しさという病をみた気がする。


(※以下ネタバレ含む)

 キャップとアイアンマンの対比が見どころだが、今回はアイアンマンの独善性ばかりが目立ってしまったなあ・・・。

 会社経営者ならではの合理的な判断は理解できるが、本人のためと称して独断でワンダを監禁したり黒幕に踊らされ私怨でファルコンの信頼を裏切ったり、キャップに盾を返せと迫ったり、どうにもケツの穴が小さい。

 キャップももう少し賛成派のヒーローと情報共有できていれば・・・とも思ったが、アイアンマンがあの調子ではなあ。組織運営や他人事ならば冷静に対処できる人物だが、私事になるとエゴ丸出しでやりたいように行動する。

 正義の名の下のダブルスタンダードは政治の基本だが、アイアンマンはリーダーとして清濁併せ呑む大人になりきれなかった。賛成の立場で反対派を守るくらいの狡猾さがあればよかったが、あの人は甘んじて汚名を着るのも無能のそしりを受けるのも我慢ならないタイプに見えるもんなぁ。
 自分の意志でヒーローをやめられるパワードスーツ系のキャラだから逆にこんなに意固地なのだろうか。否応なく能力者になったミュータント系のヒーローが賛成派のリーダーだったらまた違った展開になっていたかも。


 しかし面白いのはWW2連合軍側の強化人間として誕生したキャプテン・アメリカが国連の監視下に置かれることを拒否するという自己矛盾。プロパガンダ兵士という出自もあってアメリカの混乱を象徴するキャラクターになった。

 国連の本質が戦勝国クラブとしてのエゴを含むと開き直るか、あるいは正義と理想のためにアメリカの利益を返上できるかを問う、戦後アメリカの葛藤を浮き彫りにする秀逸なシナリオだった。

 特にキャップは戦勝国の独善性をも含めた自由と理想の権化。それだけに彼が現在の国連への猜疑心を示すことは自国が秩序(ロウ)属性・ライトサイドに居ると信じていたアメリカ人にとってそれを正面から否定されたような気分かもしれない。


 まあMARVEL世界ではクロスオーバーごとに陣営のメンツが結構入れ替わったりするので仲違いもそれほど深刻ではあるまい。いかにも続編ありそうな感じだったがどうケリを付けるのか、それも楽しみだ。
[ 2016/06/29 16:42 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)

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