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山口貴由 『シグルイ』 

南條範夫の「駿河城御前試合」を原作とした剣客バイオレンス漫画、山口貴由『シグルイ』が面白い!

 (←最新9巻まで発売中)
「狂ほしく 血のごとき 月はのぼれり
             秘めおきし 魔剣 いずこぞや」
(岩本虎眼)

『覚悟のススメ』でも発揮されたモノローグの妙こそが山口貴由の最大の魅力です。絵柄はアクが強く、好き嫌いが分かれそうですがこの絵柄じゃないと『シグルイ』の迫力は出なかったと思います。

福本伸行・島本和彦と並んで名言(?)率の高い作家です。…いや、名言というよりは「濃さ」ゆえの印象深さでしょうか?
個人的にはヤングアニマル誌で連載された『蛮勇引力』がオススメです。連載時は不人気だったのか明らかに打ち切りっぽいラストで残念でしたがこの『シグルイ』人気でめでたく復刻したので興味のある方は是非。

 (←『蛮勇引力』愛蔵版。無闇やたらと熱いです。)
「お体 大切に!!」(作中より)
※『シグルイ』終わってからでいいから別バージョンで本当のラストを描き下ろして欲しい…。


さて、『シグルイ』ですが、バイオレンスというよりは「無惨絵」的な描写が多く、グロ描写に免疫のない方にはオススメできない内容となっています。
濃尾無双と謳われる「虎眼流」道場の跡目候補、竜虎と並び称された2人の人生と死闘を描く物語ですが、本作を面白くしている大きな要素は剣術を単なる個人の「強弱」ではなく技術にコツ、秘訣があることです。
昔の忍者マンガのようにちゃんと剣の「握り」や「間合い」などに仕掛けを用意して解説を挟むことで虎眼流剣法の特殊性と驚異的な強さに説得力を持たせています。

私はこの設定がリアルであるとは思いませんが、それとは別に、読み物としての説得力に感心しました。ウソでもいいから「こういう仕組みだ」という下敷きがあるというのは強いです。これこそがフィクションの強みであると改めて実感しますね。
『ファイナルファンタジー7』以降、意味もなく巨大な武器を持つRPGやマンガが溢れています。あれらは単に見栄えの問題でしょうが、プレイヤーや読者に何の説明付けもないので、「どんな筋力してんだ!?」と思うことがあります。他の人は思わないのかなぁ…??まぁいいや。

駿河城御前試合新装版

[ 2007/12/17 14:33 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

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