棺姫のチャイカ 

2014年のアニメ「棺姫のチャイカ」と「棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE」を久しぶりに観返した。




ボンズ制作ということもあってリアルタイムで観たときも作画の安定感と殺陣の良さは印象に残っていたが、2023年に観ても充分なクオリティで破綻のないアクションが気持ちいい作品だ。

近年は派手な効果と大胆な構図でヌルヌルさせてハッタリを効かせるアクション作画も多いが、「棺姫のチャイカ」はアップ・ロングのカメラアングルを交互に入れてキャラクターの位置関係を示したりどういう動きをしているのかを非常にわかりやすく視聴者に提示するアクションのお手本のような殺陣作画だ。
謎の少女チャイカが傭兵の兄妹を伴ってマッドサイエンティストならぬ狂気の魔術師、ガズ皇帝のバラバラ遺体を集める物語──であるが、ブログに書くにあたってググって初めてサバターを漢字で「乱破師」と書くと知った。ホントに忍者だったのか…。

しかし主人公チャイカ・トラバントは当時も今も珍しいカタコト喋りキャラなので視聴者もカタコトから意図を汲むのに若干ながら気を遣う。ちなみに声優は安済知佳で、最近だと「リコリス・リコイル」の錦木千束を演じた人。言われてみれば確かに千束の声質。千束ファンなら敢えてのカタコトもたまらんだろう。観るべし。

そしてリアルタイム視聴のときも個人的に印象的で、今回観直してもやっぱり好きだったのがサバター・トールの妹アカリの声。ブラコンなのにドSっぽく辛辣な言葉を並べるボケが声優・原優子のキリッとした声で聴けるのだから最高。

ついでに当時は声優に詳しくなかったので「変な声だな」くらいにしか思ってなかったドラグーン・フレドリカが斎藤千和だったのかよ!…と。
斎藤千和の代表キャラはやっぱり「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美ほむらだろうけど、ちょっと変な声だしてるのも結構好きなんだよな。あんまり有名じゃないけど「ブラッドラッド」の豆次郎とか。こうして並べると「棺姫のチャイカ」は結構声優で楽しめる作品だったんだな。
細谷佳正・丹下桜・櫻井孝宏・手塚秀彰(ガンダムUCのジンネマン)もいるし、緒方恵美…は定番のサイコ美少年(王子)だったり。


アクションが良すぎるし声優も良いので逆にストーリーは退屈しないにも関わらず普通、といった印象に留まる。原作は読んでいないが、おそらく原作とは全然違うであろう二期のラストで語る余地もなく終わらされてしまったのでやむなし。

アニメ三期はないという宣言でもあったのだろうが、あのアイデンティティ危機のクライマックスからZガンダムみたいな終わり方させたのは「人の心とかないんか?」と煽りの一つも言いたくなるというもの。
まあ鉄血転化のダサ格好いい口上だとか地味に難しい曲だけど歌でヽ(・ω・)/ズコーとなるOPとかもひっくるめて嫌いじゃないんだけど、これで覇権アニメとはいかんわな。むしろ覇権候補の二期があのラストだったら炎上してたのでこのくらいの存在感に落ち着いたのは必然だったのかもしれない。

それはさておきdアニメストアでテロップ文字が判読しにくいくらい画質が低いのは何だったのか…
[ 2023/09/12 00:05 ] 映画・アニメ感想 | TB(0) | CM(0)

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