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ガース・ニクス 『古王国記』 

たまには小説も紹介してみようと思い、ガース・ニクス『古王国記』シリーズを推してみる。



『古王国記』とは『サブリエル』『ライラエル』『アブホーセン』の3作からなるファンタジー小説。オリジナル版の発表はハリーポッターよりも早い1995年。ハリーポッター以降、多くの出版社がその人気にあやかろうと続々と出版した海外ファンタジー小説のひとつに紛れてしまった感のある隠れた名作。

文章は難しくはないので子供でも読めると思うが、おそらくハリーポッターよりは若干対象年齢が高め。


「古王国」は科学文明社会と地続きでありながら魔術が息づく土地で、死霊や邪悪な魔術師がうろつく危険な国。その国境は文明社会側の軍によって常に厳重な警備体制がしかれ、通過は厳しく制限されている。
主人公サブリエルは古王国の出身でありながら文明社会側の国家アンセルスティエールの寄宿学校で暮らす女学生だったが、ある日「古王国」で死者を眠らせる魔術師「ネクロマンサー」である父の剣と魔術道具が届けられ、時を同じくして国境付近に出現する死霊の数が激増する。
「古王国」のただならぬ変化と父の安否を確かめるためにサブリエルは単身「古王国」へと旅立つ…。


この辺境にある国境警備隊は科学文明に基づいた国家によって組織された部隊なのでそれなりの近代兵器や装備を持っているものの、国境では古王国側に近付けば近付くほど魔術が効力を増し、火薬を用いた武器の効果が弱まる。そうした経験から銃と共に剣を帯びる国境警備隊は魔術や死霊を目の当たりにしたことのない中央の兵士や将校から時代錯誤と笑われることも。
最前線の兵士が自分の目で見た現実と中央の意識に隔たりがあることも、主人公が危険な異世界へ旅立つことを印象づける導入部分の演出として非常に巧い。


ハリーポッターより上の年齢向けとしたのは世界設定の凝り具合もあるが、一番の理由は行動が常にリスキーであるということ。
もちろんハリーポッターでのホグワーツ入学エピソードのようにワクワクするシーンも多々あるものの、魔術自体が楽しいものではなく恐ろしい力として設定されており、ましてネクロマンサーという主人公の家系は実際に生と死の境に入り込んで実践する特殊な魔術であるため、術の行使には常に死のリスクが伴う職業でもある。

最初から非常に厳しい状況のなか、古王国へ旅立つサブリエルの凛々しいこと。設定へのコダワリ、主人公が女性であること、そして「女性の強さ」を描くあたりが男性作家らしいストーリーになっている。
反対に男性キャラのヘタレっぷりが際立っているが、そこは……もうエヴァンゲリオンの人類補完計画と同じ。強い女性に守られることこそ文系男性のいきつく安心の境地なのだろう。
[ 2007/12/31 22:16 ] 旧校舎 文芸部室 | TB(0) | CM(2)

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[ 2008/01/04 11:29 ] [ 編集 ]

弱気な奴にやれよ

コメントありがとうございまspam。

せっかくのお誘いですが当方セキュリティーホールアレルギーのため
残念ながら今回は遠慮させていただきまspam。
わっかんねえだろうナ。イェーイ♪
[ 2008/01/05 00:53 ] [ 編集 ]

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