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宮崎駿 『風の谷のナウシカ』 

西のファンタジー界の神がミヒャエル・エンデだとするなら対するは東洋の宮崎駿。今回はその原点にして最高傑作『風の谷のナウシカ』をトレスする(声:銀河万丈)。…ピンポイントかつマニアック過ぎるネタだ。わかった奴はウチに来て妹とファックしていい。

 ←トルメキア戦役ver.(通常ワイド版全巻セット)
「私達は 血を吐きつつ くり返しくり返し 
その朝をこえてとぶ鳥だ!!」
(作中より)

スタジオジブリを代表する世界的にも有名なアニメーション作品ですが、この原作マンガを読まずしてナウシカのファンを自負する人はミソ汁で顔を洗って出直してくるのもひとつの選択です。
宮崎駿本人はあとがきで本作の執筆を振り返り「自分のマンガに対する才能のなさを実感した」と述懐していますが、仮にマンガという表現媒体が本人に向いていないとしても(とてもそうは思えませんが)その圧倒的な世界観の構築センスと卓越したストーリーテリングで有無を言わさぬ名作中の名作に仕上がっています。

どうしてもアニメ版が有名すぎて原作マンガは陰に隠れがちですが、将来的にはサン・テグジュペリの『星の王子さま』のようなポジションで後世まで残る作品だと確信しています。これを読まずにいることは一種の不幸だと断言できる、そんな作品。


アニメ版は原作の導入部分程度をまとめたものです。劇場版アニメの『AKIRA』みたいなもので作品の本質はほとんど語られていません。
アニメ版は変わった世界観で人間同士の争いを描くヒロインファンタジーに過ぎませんが、原作は人間存在の根源を鋭く問いかける内容となっており、戦争や宗教対立を交えながら差別や憎しみの連鎖の構図までも巧みに表現しています。
腐海の誕生した理由とは…?そして、「いのち」とは何か…??これが人類の命題に対する宮崎駿のひとつの回答です。

内容が複雑なだけに子供にはちょっと難しいかもしれませんが、大人でも一気に引きずり込まれる物語構成は「天才」の一言に尽きる。『広辞苑』や『はてしない物語』と同じく一家に1セット置いておきたい本です。

 ←ちょっと高いけど紙質も上等な愛蔵版も。

余談ですが『AKIRA』大友克洋に影響を与えたとされるフランスのコミックアーティスト「メビウス(ジャン・ジロー)」は実の娘にナウシカと名付けたそうです。恐るべし、宮崎駿



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[ 2008/01/12 18:15 ] マンガ紹介 | TB(1) | CM(7)

映画だと救世主扱いなのに漫画版だと寧ろ結果的に世界の破滅に王手をかけてますよね「ナウシカ」姫。
[ 2008/01/13 01:28 ] [ 編集 ]

ネタバレしないように返答するのが難しいです。

表面だけ読んで揚げ足を取ればそう言えなくもないですね。
しかしお言葉を返すようですが、ナウシカ自身に世界を救う意図など全く描かれておらず、周りが勝手に期待を押し付けているに過ぎません。
彼女がこだわるのは一貫して「生命の尊厳」です。

「結果」というのであればナウシカの行動に関わらず、どちらにしても人間を含む腐海の生命群にはいずれ滅亡が待っています。
それが仕組まれた滅亡であろうとなかろうと、滅びは常に生きるものの内側に存在するものです。闇から生まれ闇に還る「いのち」には生も死も等価であることは作品内でも語られています。

問題はドレイとして緩慢な滅亡をただ待つか、それとも自らの尊厳をかけて滅びに抵抗して死んでいくのか、ということです。

「人類滅亡の回避」が理由も無く第一義に据えられる作品も多いですが、それを飛び越えたところにこの作品の普遍的価値があるんだと思います。
[ 2008/01/13 04:15 ] [ 編集 ]

誠に申し訳御座いませんでした、

誤解を招いてしまい、誠に申訳有りません、
上記の書き方だと、確かに【風の谷のナウシカ】を貶めているようになってしまいました、

其の事に対して深く反省し、謝罪を申し上げます、

亦、言い訳がましく聞こえますが、
私は、「伊藤(仮)」様の仰る【人類滅亡の回避が目的ではない】というのが理由で【風の谷のナウシカ】が大好きです。
[ 2008/01/13 20:34 ] [ 編集 ]

ご丁寧なコメントいたみいります

貶める意図があってのコメントではないと思っていましたが、逆にこちらが反論調の文章になってしまい自らの文章力の未熟さを痛感した次第です。

しかしながらコメント欄がレビュー本文より濃密な内容になったので、原作を知らない人に対してもより多くを伝えられる結果となり、かえって良かったとも思いますので今後ともよろしくお願いします。
[ 2008/01/14 01:06 ] [ 編集 ]

邪推

こんばんわ、有事です。
アニメ版に関しては、確かに金字塔を打ち立てたアニメ作品だと思います。
が、悪く言うと日○テレビに何もネタがない時、また新しく「宮崎アニメ」を作った時、『絶対』放送するアニメ作品☆

以上が、有事のアニメ版に関する感想デス。


確かに漫画版はアニメ版に比べ、ものすごく内容の濃いもので私のように
「アニメも見たから、ちょっと見てみるか」と、うっかり手をつけるとビビッちゃう作品なのは事実です…

で、アニメ版を見て漫画版を見ると彼女(ナウシカ姫)の行動って

「(結果的に)世界の破滅にリーチをかけるために突っ走る女。」

という感想が、ぬぐえないのは私だけでしょうか?


余談ですが、「ネオニート」さんへのコメントの返し方は「神」ですね。
(楽しみにしてます☆)
[ 2008/01/28 19:54 ] [ 編集 ]

子供よりも親が大事(太宰治 『桜桃』より)

・・・俺がネタバレしないようにレビューを書いてるせいで内容をすっとばして「結果的に・・・」というコメントが来てしまうんだろうか。

実も蓋も無いが

「さっきからキミ結果、結果って・・・それがなにか重要なことなのかい?」

とドラゴンヘッドの傷頭風に言ってみたり。
結果ってのは「最終的な事実」に過ぎないわけで、作品批評には無意味な概念です。以上!


※ex) 北斗の拳の「結果」

ケンシロウは女を巡って親友を殺し、暴徒と化した市民を一方的に虐殺し、伝承者争いで2人の兄を殺したあげく婚約者には先立たれた。合掌。
[ 2008/01/28 21:58 ] [ 編集 ]

そだねぇ

こりゃあ、お呼びじゃなかったね☆

失礼しました~
[ 2008/01/29 01:24 ] [ 編集 ]

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