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岡野玲子 『陰陽師』 

日本人なら押さえておきたい陰陽道。原作夢枕獏、作画岡野玲子という超強力タッグで描かれる幻想的な平安陰陽絵巻、『陰陽師』




まずは岡野玲子の画力・画風を素直にリスペクト。この圧倒的なまでの雰囲気を作り上げているのは技術だけではなく、原作との相性もあったと思います。完結した今となっては特に、他の作家でのコミック化は考えられません。

誰もが一度は陰陽道だの風水だのといった東洋思想に興味を抱くと思いますが、それに触れるには絶好のテクストだと思います。・・・しかし私の場合はマンガ版でその情報の密度に圧倒されてしまい、未だに恐ろしくて原作を手に取っていません。
というのも、この作品非常にフトコロが深いといいますか・・・まあ言ってしまえば難しいんです。序盤から中盤にかけては、どこそこで怪異があれば陰陽師たる安倍清明がそれを解決していく、というようなわかりやすい話が多いのですが、後半はもう文字通りの陰陽道の解説書。もちろん素人たる読者にはほとんど理解できない専門知識のハリケ-ン。

このコラムを書くにあたり久しぶりに読み返しましたが、やっぱり悶絶するほど難解でした。これを読んで完全に理解できるのは原作者の夢枕獏、あとはせいぜい荒俣宏くらいじゃないでしょうか?
読解には「陰陽道」という学問をまるごと履修するくらいの気合と知識が要求されます。普通の読者は軽く読み飛ばして、なんとなく世界観を感じれば大成功だと思います。

陰陽道の学術理論について考えるために理系の才能、それを表現する言葉やストーリーを考えるのに文系の才能が要る、そんな作品です。しかしこの1000年以上も昔の学問は宇宙のありようを説明するに足る、大変に優れた思想であると感銘を受けるはずです。
[ 2008/01/26 19:58 ] マンガ紹介 | TB(1) | CM(0)

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【リスペクト】についての検索結果をリンク集にして…

リスペクト に関する検索結果をマッシュアップして1ページにまとめておきます…
[2008/01/26 21:11] URL あらかじめサーチ!











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