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根本敬 『人生解毒波止場』 

2007年某日、盟友ブロッケン氏より2冊の本を手渡された。氏は「中川ホメオパシー」結成に前後してオカルトに凝りだし、雑誌『ムー』を定期購読。その後ガロ系の妖気に誘われ、ついにこの特殊漫画家根本敬へと到達したのであります。

nemototakashi 人生解毒波止場
「僕の人生って茨の道ですね」
「いや、お前には道がないんだ。茨だけ」


気が付けば伊藤(仮)も根本敬作品の虜です。今となってはブロッケンの異様な布教活動ぶりにも合点がいこうというものです。
冒頭でブロッケンより受け取ったのはこの『人生解毒波止場』因果鉄道の旅。順序としては鉄道に飛び乗ってから波止場に流れ着くのが自然です。この順序に従って因果の道を垣間見た結果、おかげさまでレビュー用の画像がなくても自分で表紙をスキャンするだけの情熱を丹田付近に強く感じます。

さて、特殊漫画家たる根本敬の作品とは?
まずコマを割って絵とネームを入れる・・・といういわゆる通常の「マンガ」とは著しく形態を異にし、漫画というよりむしろ活字メインの読み物です。
人間が普通の生活を営む上で無くても全く困らない内容ですが、聖☆オーラル学園にはもはや不可欠な怪書不動尊であります。

『因果鉄道の旅』は特殊漫画家「根本敬」がいかにしてこの無から有を生み出すのにも似た作風を獲得するに至ったか、という原体験が克明に記されており、そのバイタリティあふれる徹底したフィールドワーク根性には諸手を上げての無条件リスペクト。


そんな根本敬が愛してやまないのが、そのへんをブラブラしているタフで下品な濃いオヤジの面々。それを余すところなく取材した結果、紙面には「長く厳しい世の中を生き抜いた中年男がそれぞれに練り上げた粘っこい哲学がこれでもかという勢いで炸裂する。
この作品群を面白いと思えるかどうかでその人の資質が問われるが、解らないなら解らないでまた幸せという二律背反。
予定調和のマンガ界に倦怠を感じた者たちのための一服の清涼剤、無意味という情熱を理解した殉教者のための実録聖書である。

この面白さを女性や両親にはひた隠してしまいたくなるという心理は、ひとえにこの書物が持つワイセツ感が故であろう。エロスとはまた違う、人間がそれ自体を隠蔽することを文化と呼ぶ、そんな敏感な部分をあけすけに曝け出す行為、その背徳感こそまさに業深き甘露。至高の悦びが約束されている。


この『人生解毒波止場』には人生を120%濃縮還元したくだらなさが満ち満ちた名作。就寝前に濃いオヤジ1~2人のエピソードを読み、ニヤニヤしながら眠りにつくのが最近の日課です。脳のイメージを司る部分が刺激されるのか、目を閉じると起きている時には思いもつかない異形のモンスターのイメージが次々と現れては消え、素敵な音楽が聴こえてきます。

どうやら伊藤(仮)は刺激的なものを摂取した後、眠りに落ちる直前に「いいもの」が降臨するようです。なんとかコレを外部出力して保存する方法はないものかと現在思案中(わりと本気)。


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[ 2008/02/21 14:21 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(4)

哀号!

同志よ!
よっくぞ我が敬愛する心の師、根本敬先生の禁書を取り上げてくれた!素晴らしい選球眼だ♪

『人間がそれ自体を隠蔽することを文化と呼ぶ、そんな敏感な部分をあけすけに曝け出す行為』というくだりに至ってはあまりにも的確すぎて思わず膝をポンとクラップした次第であります。
まさに根本先生の表現の本質を一言で射抜いた、値千金の一言。勉強になるっス。

貴殿には是非根本ワールドの集大成ともいえる『電氣菩薩』をレコメンドしたい。
読めば必ずや新たな(そしておそろしくしょうもない)蒙が啓かれ、また一歩人外魔境に近づく事は必至。世俗からもキッチリ乖離しちゃいます♪

27日、持ってくからね☆
[ 2008/02/22 14:37 ] [ 編集 ]

是非

外部出力すべき。
学園にワンコーナー、設けちゃうから♪
[ 2008/02/22 15:26 ] [ 編集 ]

でも、やるんだよ!

thanksカウボーイズ。
現テンプレにこのレビューを投稿した瞬間はあまりのオーラに
我ながら軽い眩暈を覚えたことを告白しておこう。

「いいもの」捕獲については今後の課題。
とりあえず左手に画板、右手にペンを握って就寝してみるつもりだ。
目隠し状態でしかも両手を下ろしたままどれだけ描けるかは未知数。
そのまま寝るかもしれないが、充電中だと思ってくんねい。
[ 2008/02/22 20:03 ] [ 編集 ]

なかったじゃん

洋二郎さんコメントありがとうございます。

気がつけば半人半獣としか寝たことないアンタだった件w
騎乗位ならぬ机上意コメント乙。
じゃあな、ポンコツ大百科。
[ 2008/02/25 15:47 ] [ 編集 ]

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