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おたから 『ユカギルマンモス』 

マンガ専用のレビューコーナーがあるにも関わらず、このマンガが「秘宝館」に展示されるのにはやっぱりそれなりに理由があると思ってくんねい。
もはやこのマンガにあっては「流通してるか否か」など些細な問題なのである。

yukagiru
「お前すごいな!」(作中より)

シュールな表紙に愕然とし、「OOPS!」という声を絞り出すよりも早く、左下の「愛・地球博ロゴ」によって残された正気すら刈り取られる定価400円のデスノート
2005年、フラリと愛知万博に飛んだ伊藤(仮)が持ち帰ったのはモリゾー・キッコロの出番を犬に食わせた珠玉のお土産マンガ『ユカギルマンモス/プラネットマンモス』であった。

会場限定の海洋堂製フィギュア「モリゾーとキッコロ」が高値で転売される状況下での土産物売り場においてこのマンガが大量に売れ残ったことは想像に難くないが、1パビリオンごとに数時間並び、肉体的にも精神的にも疲弊した状態でありながら迷わずコレをチョイスしてきた自分を褒めてやりたい。

書籍JANコード(ISBN~という書籍ごとに与えられた番号)もシッカリ持っていながら現在アマゾンでも手に入らない、時代から忘れられた一冊。稀にヤフオクで若干のプレミア価格で出品されている程度。


内容はロシア人(?)が描いたと思しきアメコミテイストの愛知万博オフィシャルコミック。本作は冊子中心のモノクロ・マンモス写真集を境として、右側から読むADV『ユカギルマンモス』と左側から読むSF『プラネットマンモス』の2本立てという特殊な収録形式になっている。

エコロジーやバリアフリーを掲げる万博だけに、左から右へ読む西洋文化と開催国日本の書籍形態を同時に配慮したものと思われるが、これがケチのつき始めであった。
本編『ユカギルマンモス』は右から読むため当然コマは右上から左下へと流れるが、フキダシの文字はなんと横書きであり、しかもセリフは左から右へと逆に向かうのである。そのため横並びの2コマを読むために視線は のような動きを要求される。
しばしば異文化への好意的配慮は逆の結果を生みますが、それが万博という場で現れたという、なんともイイお話。


しかし問題はここから。ページをめくるとガンジーもマイケル・キスクの声でシャウトするほど目に余るカオスが延々と繰り広げられるのである。
かいつまんで説明すると主人公が謎の集団に盗まれた愛知万博で展示される予定のマンモスを追うというストーリーで、マンモスの輸送に使われている列車の屋根に飛び移った直後のシーンがコレ。

yukagiru01 問題のシーン。(※ごく一部)

基本、無表情です。前ページで主人公(日本人)がカンフーで盗賊団の部下を軒並み倒すと親分である金髪のアネゴが登場、「お前すごいな!」と唐突に言い放ち銃を乱射する場面からの続きです。

いきなりの問題発言、しかるのち「なんで怒ってるの?」とそつなくナンパに転じる主人公の人格にやや問題を感じます。金城武の日本語演技を思い出させるアネゴの下手なセリフにとりあえずカオス萌えしつつ、やけに滞空時間の長いオールレンジ攻撃をノーガードで受け、無言のまま列車から自由落下する主人公に男を見た(無傷)。

他にも主人公の名セリフ「俺は西川っていうんだ。友達にはスウィングって呼ばれてるけどね」など、話が見えないセリフ多数収録。一部、同じ長セリフを5コマ後に繰り返すという明らかな誤植も、ここまで来るとむしろ嬉しい。これで定価400円は破格。

カオス萌え属性の方にはオススメの一冊です。

[ 2008/02/29 23:36 ] 旧校舎 秘宝館 | TB(0) | CM(1)

循環型社会

327タカシさん、コメントありがとうございます。
心まで豊かになるのはいいことですね☆

まず飢えた虎に身を食わせるなんて、どうです?
[ 2008/03/02 13:22 ] [ 編集 ]

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