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つげ義春 『やなぎや主人』 

前回の記事でふとつげ義春の作品が思い出されたので本棚から引っ張り出して改めて読むとその面白さにブッ飛んだ。そこで今回は『やなぎや主人』にスポットをあててみる。

yanagiyasyujin
なにか不吉な重い流れのようなものがぼくの心を
駄目な方へ駄目な方へとおし流すようで・・・・・・


学生時代はつげ義春を読んでわかったような気になっていたようなものですが、今思うと中高生がタバコを吸って大人になった気がしているのと似たような錯覚でした。
つげ義春というと『ねじ式』が有名すぎて不条理マンガのイメージがあります。この『やなぎや主人』も時代が変わりすぎた今でこそシュールに感じられますが、この沈鬱な苦悩は現代人にも共通するタイムレスなものだと思います(そうだろ、有事♪)。


ヌードスタジオの女が「ここが芝公園・・・」と言って自分の陰部を指差すシーンから始まるストーリーは漠然とした未来への不安感に満ち満ちており、画面の黒さも相当なもの。ヌードスタジオに聴こえてきた「網走番外地」のレコードに、はじかれるようにして海へ向かう主人公。そこで立ち寄った食堂(兼民宿)の娘の挑発的な視線を感じ、ふしだらな妄想に耽る主人公・・・。

全編に渡り自嘲的な暗さが漂い、陰鬱さが最後には妙にスカッとしたしたドーナツ状の気分を誘います。主人公がヴィンセント・ギャロならブルージーと表現して差し支えないと思いますが、どうもそれとはニュアンスが違うように思われます。恋愛と同じくブルースもやっぱり輸入文化なのでしょうか?

この自分を下劣であるように偽るというあたりに黒く美しい病巣が潜んでいて個人的に感じ入るところであります
歳を経て違うふうに感じることが出来る作品は生きている感じがして好きです。付き合ってください。

文庫版の『ねじ式・紅い花』に収録されています。他にも『ゲンセンカン主人』など名作揃いなので読んで損はないと思います。


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[ 2008/03/14 21:00 ] マンガ紹介 | TB(2) | CM(0)

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[2008/03/18 12:07] URL ?Τ?

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[2008/03/21 14:41] URL п???ijAV??塼?











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