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萩尾望都 『トーマの心臓』 

言わずもがな、少女マンガの金字塔。女流手塚治虫と呼ばれた萩尾望都の名作『トーマの心臓』

←カラーページ・扉絵を初収録した完全版。
「ユリスモール これがぼくの愛 これがぼくの心臓の音
きみにはわかっているはず」
(作中より)

今さら紹介するのもおこがましい、言ってみれば少女マンガ界における「ナポリをみて死ね」的作品。コレを読まずして少女マンガは語れない。そのくらい感銘を受けた作品である。

マンガ界における作家の存在自体の大きさ、それを表す言葉が「女流手塚」と呼ばれる所以であろう。
高橋留美子は少年誌を舞台に強制ハーレムという「萌え」の原型を完成させましたが、萩尾望都が少女マンガに持ち込んだのはボーイズラブでした。
楳図かずお曰く、「この世に知恵と希望があるかぎり、人はいつも罪深い」。……わかる。

今でこそ一般化し、その巨大な妄想から「やおい穴」なるファンタジーを発明するにまで至った日本を代表しかねないマンガ文化ですが、その原点は「少年が持つ純粋性への憧れ」でした。
(※「やおい穴」についてはその方面に明るい方に尋ねるか、ウィキペディアで検索されたし)

舞台はドイツ、寄宿制の男子校での冗談めいた恋愛ごっこと秘められた愛はいくつもの問いかけを読者に投げかけ、「真実の愛とは何か」を主人公ユリスモールの葛藤と悟りを通して追体験させます。

この物語が謎解きと並行して展開していくのは萩尾望都の特徴のひとつ。壮大なテーマはどうしてもある程度の長さを必要としますが、その結論を一方的に押し付けるのではなく、ゆっくりと真実を明らかにしていくことで飽きさせず、かつ読者と主人公を同時に悟らせるという離れ技。クライマックスへの集約はもう天才的というほかない。

性別を問わず楽しめる超名作なのは間違いない。古い絵柄ももはやクラシックの部類なので逆にオシャレですぐに慣れます。

しかしながら、コレを読んだことがのちに私が「残酷な神が支配する」を経て「ヤマジュンパーフェクト」を入手するに至ったデッカイ伏線のひとつだったのかも。ウホッ!

 読まないか


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[ 2007/11/12 03:35 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(2)

面白い!!

世辞抜きにして面白い(笑
これからもヨロピク♪
[ 2007/11/12 14:44 ] [ 編集 ]

仙道さーん!

まだあわてるような時間じゃない。
[ 2007/11/14 01:01 ] [ 編集 ]

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