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惣領冬美 『チェーザレ』 

以前、西洋史を題材にしたマンガにハマっていると書いたと思いますが、『拳闘暗黒伝セスタス』『ヒストリエ』から一気に現代に近づいて15世紀を描く惣領冬美『チェーザレ 破壊の創造者』を紹介。

 以下続刊
「今 最も腐敗臭を放っている場所 それはヴァティカンだ」

「世界史」ときいて拒否反応が出るのは伊藤(仮)だけではないと思いますが、学生時代に教育課程で学び損なった人間に改めて好奇心の門戸を開いてくれるありがたい作品。
まず惣領冬美の美麗・繊細な絵柄がすばらしい。同じ歴史モノとしては岡野玲子『陰陽師』と並ぶクオリティではないかと思います。

この作品はチェーザレ・ボルジアという、私のような歴史に疎い人間には馴染みの薄い人物が主人公です。オビには「歴史の闇に葬られた人類史上、最も美しき英雄」と、ずいぶん大きく出たコピーが。コブシを利かせて激しく同意したいところですが、なにせ複雑な人間関係と権力図が渦巻く混沌とした時代なもんで4巻を費やしてやっと舞台が整ってきた、というのが正直なところ。
しかし伊藤(仮)の嗅覚にはビンビン名作の予感がするので今後に期待してます。

中世ヨーロッパはルネッサンスを迎え、イメージ的には黄金期っぽいですが精神的な統治を司るべきキリスト教会の僧たちはその強大な権力ゆえに堕落し、皇帝・教皇・そして諸国の王侯貴族たちがそれぞれの野望のために争う混迷の時代です。
そんな時代に登場した希代の英雄が主人公なんですから面白くないわけがない。

きれいな絵を描く女性作家の特徴でもありますが、表情やアクションシーンでのディフォルメがほとんどないために惜しくも迫力が削られている気がします(浅田寅ヲは別)。好みの問題ではありますが、同じ内容を男性作家が同時に描いたら面白い比較になると思います。どっかの出版社で企画してくれないかなぁ・・・。

山口貴由とか。・・・濃すぎるか。

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[ 2008/04/15 04:06 ] マンガ紹介 | TB(0) | CM(0)

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